Overview
形は新しいが元々の住まいの佇まいを継承し、引き継がれた外観。
残された堀や木々に馴染むように、その場所の風景となるように計画された外観
外壁はそとん壁、天井は杉板、土間は洗い出し。玄関ドアは米杉の造作です。
軒の深い屋根に守られ、安堵感のある玄関ポーチ。
腰掛けのベンチや寄り掛かりの手摺りを無垢の木で設えた玄関ホール。
幅をメーターモジュールにし、少し広げた廊下。飾り棚の設えが客人をもてなします。
家族みんなが集まるダイニングは明るさと落ち着きを兼ね備えた空間に。
使う人の人数に合わせ、季節や使い方に合わせ、開けたり閉めたりする障子の計画。
薪ストーブのある南側の明るい土間スペースを一歩引いて見ることのできるダイニング
ダイニングの勾配天井には栂の羽目板を施しました。
ダイニングにつながるリビングは落ち着きを感じる空間に。
上部に設えた縦格子、裏の障子を開けると、風が抜け、冬は薪ストーブの暖気を２Fへ届ける計画です。
TVを鑑賞しながら、外の様子や庭の景色を垣間見ることのできるリビング。
ダイニングの隣にあるキッチンは開放しつつ、程よく閉じるセミオープンスタイル。
なら材を使ったガラス戸は細かいところの形状にこだわり、懐かしさを覚えるデザインに。
L型のシステムキッチンに造作食器棚を組み合わせた機能的で美しいキッチン。
障子を閉めたリビングは静かな時間が流れます。
元の住まいにあった雪見障子と掛け障子が活き活きしている和室。
日本建築の美を感じる障子越しのひかりと繊細な木部。
和室の襖を開けると廊下の飾り棚が美しく良く見えます。
ゆったり落ち着けるスペースに設えたトイレ。
広々とした洗面所は脱衣所と分け、美しい空間に。
２階ホールの手洗いは目線を程よく隠す縦格子を設える。
