2024.09.16
こんにちは。
工事部の平です。
置床工事についてお伝えしましたが、
置床工事の前後で給排水工事と
電気工事を行っています。
今回はそれらの工事についてお伝えします。
Y様邸ではキッチンの交換工事があります。
その為、排水管や給水管、給湯管の位置を
新しいキッチンの菅の位置に合わせて、
切り回しを行います。
置床工事の前のコンクリートの状態です。
まず、キッチンの位置が分かるように、
周りの壁などの位置をコンクリートの上に
書いていきます。
建築工事ではこのように現場で
各部の位置を記していくことを
墨出しと言います。
その際に、キッチンの詳細図面を見ながら、
各配管を立ち上げる位置も墨出しをします。
その後、墨だし位置に合わせて
設備業者が配管をします。
配管した後に置床を施工しますが、
配管に合わせて合板に穴を空けながら、
下地を組んでいきます。
同様に電気工事も置床の前後で工事を行います。
鉄筋コンクリート造のマンションには、
各所に梁型などの障害物があり天井裏から
壁内に配線が通せない場合があります。
そのような箇所へは、床下を通して
壁内へ配線をする必要があるので、
置床の前にも一部配線を通して
おかなければなりません。
また、キッチンのレンジフードの
ダクト配管工事も電気業者の仕事です。
今回はキッチンの天井を高くする計画の為、
ダクトが既存の位置だと天井と干渉する
箇所がありました。
そのためダクトを出来るだけ端に寄せて、
天井が高い範囲が広く連続するように配慮しました。
今後、大工さんが天井の下地を組んでいくと、
変化した天井の形状が分かると思いますので、
改めてご紹介したいと思います。
次回は大工工事がはじまります。
その様子をお伝え致します。
2024.09.09
こんにちは。
工事部の平です。
今回は置床工事の様子を
お伝えいたします。
マンションでは、
防音性能が確保できる部材を
床の仕上げや下地に使用することを
義務付けた規定があることが多いです。
この現場では工事前は
床仕上げ材のコルクとカーペットで
その性能を確保していたのですが、
この工事では、床の仕上げに
桧無垢フローリングを貼る計画なので、
その下地組みに防音性能がある
置床(オキユカ)を採用しています。
まず、置床工事を始める前に
コンクリートのスラブに
墨出しを行います。
腰壁や玄関框の位置、
ピアノ補強を行う位置を分かりやすく
緑のテープで印しました。
ピアノ補強を行う箇所は、
床を支える束の数を多くします。
置床は、短い束を使って
床を組んでいきます。
先にゴム製の部材がついていて、
そこが防音の性能を有しています。
上に載せるパーチクルボードの
大きさに合わせて、束を均等に並べて、
高さを調整しながら固定していきます。
置床の足にはネジが切られている為、
ドライバーで回すだけで簡単に
高さの微調整ができます。
全体にパーチクルボードを敷き詰めて
置床に固定します。
更にその上にラーチべニアを重ねて、
パーチクルボードとも固定し、
一体となった床下地の完成です。
次は、給排水工事と電気工事の様子をお伝えします。
2024.09.02
こんにちは。
工事部の平です。
今回は解体工事の様子について
お伝えします。
前回の現場レポートで紹介した
養生や火災報知器の取り外しに続いて、
解体工事を行っていきます。
まず工事に先立ち、
解体業者と指示図を見ながら
打合せをします。
間違いが起きないように、
現地の各所にテープを作業内容ごとに
色分けして張ったり、
実際にペンで記入したりします。
その後、解体を始めます。
解体前
解体中
キッチンと廊下の解体前と
解体中の同じアングルの写真です。
先に設備機器やドア枠を取り外し、
その後、改めて養生シートを張って、
壁や床を解体していきます。
床のコルクや吸音用のスポンジを
綺麗に剥がして、
スラブが見えるようになったら
解体工事は完了です。
次回は置床工事の様子をお伝え致します。
2024.08.26
こんにちは。工事部の平です。
今回より新たな物件の現場レポート、
マンション改装工事の様子を
お伝えして参ります。
工事内容は、
内装替えとしてフローリングの交換、
クロス張り替え、建具交換と、
ほか、キッチンの交換となります。
洗面所と浴室はすでに改装済みなので、
その範囲は既存維持として工事を行います。
こちらは工事前のお部屋の状況の写真です。
まずは工事に先立ち、マンションの共用部分に
養生を施しました。
共用部分の養生は、
マンションの管理人さんと打合せをして、
養生を行う箇所や範囲を決めてから行います。
今回は共用部分の廊下にブルーシートを敷き、
エレベーター内にはブルーガード(床)や
プラスチックボード(壁)を貼って保護しました。
室内でも、既存を再利用する
エアコンやインターホンにシートを
張って養生をしております。
養生を施した後、
火災報知器の取り外しを行います。
マンションの改装工事の際に
天井を解体したり、間取りを変更して
火災報知器を移動する必要がある場合には、
一旦火災報知器を取り外します。
マンションの火災報知器工事は多くの場合、
マンション全体の警報と連動している為、
専門の業者に依頼して作業を行います。
この作業は、まず許可を得てから管理室に入って、
警報機能や他の機器との連動を止めた上で、
その後、火災報知器を取り外します。
取り外しする火災報知器はこちらになります。
外すとこのように配線が残ります。
この配線がお部屋全体の火災報知器と繋がり、
さらに管理室にもつながっているので、
各部屋で火災が起こった際に管理室に
警報が届きます。
また、外さない火災報知器は
埃などのせいで誤作動が起きないように
養生シートで覆っておきます。
次回は、解体工事の様子をお伝えいたします。
2024.08.19
建物本体の工事が全て完了し、
外構工事が始まりました。
塀は、杉板の大和張りです。
大和張りは写真の通り、
内側と外側の杉板をで交互にずらして
張る張り方です。
ほどよく視線を遮り、風は通る塀です。
アプローチの左側には、
ショーホーム「森の里のいえ」
と同じく、版築土壁を作ります。
版築土壁は、
土とセメントを混合して、
強く突き固めて作る壁です。
乾燥期間を置いて型枠を外すと
雰囲気のある模様が浮き上がりました。
建物本体の雨戸には、
ウエスタンレッドシダーの羽目板にて、
戸箱を作ります。
この戸箱もショーホーム「森の里のいえ」
と同じです。
羽目板は大和塀と合わせて、
縦張りにて仕上げました。
そして、完成した外構の様子がこちら。
全ての工事が完了し、
無事お引渡しさせていただきました。
ST様、これからも末永いお付き合いを
よろしくお願いいたします。
2024.08.05
養生を撤去し、
クリーニングを行いました。
その後、玄関ドアの吊り込み、
網戸の設置を行い、
全ての工事が完了しました。
キッチンは家具屋さんの造作キッチンです。
シンク側とガスコンロ側が
別々のセパレートキッチンです。
シンク側はアイランドキッチンとなり、
リビングとの一体感を感じる事が出来ます。
タモの剥ぎ合わせのカウンターは、
アールに処理されており
とてもやさしい感じに仕上がりました。
洗面やトイレなどの水廻りとの間に
設置された間仕切り収納には、
扉が設置されました。
掃き出し窓に設置された障子からは、
暖かな明かりが差し込みます。
吹抜けが2階との繋がりを作り、
より開放的なLDKとなりました。
吹抜けにより、
2階ホール・子供室とLDKが
繋がりました。
その他、
次回は、外構工事の様子をお伝えします。
2024.07.29
給排水設備・電気設備の仕上げを行いました。
電気屋さんがコンセントや
スイッチの設置を行いました。
優建築工房では、
コスモのスクエアプレート
が標準仕様ですが、
今回は、LDKのみ
アドバンスシリーズを使いました。
照明器具の取付も行いました。
ダウンライトは、
天井に穴を開けて設置する為、
2階ホールの天井には、
ダウンライトではなく、
ダウンシーリングを使用しております。
2階の天井に穴を開けると、
せっかく大工さんが綺麗に張った
気密シートに穴が開き、
気密性が悪くなってしまいます。
インターホンやシーリングファンの
取付も行いました。
シーリングファンの設置が
完了しましたので、
内部足場を撤去しました。
並行して、給排水設備の仕上げも行いました。
この洗濯機排水は、
トール収納の下に設置しました。
排水パイプの接続と定期的な掃除の為に
ちょっとした細工がしてあります。
トール収納の底板が外せる様になっています。
また、ガス屋さんがガスコンロの設置と
ガス乾燥機の設置を行いました。
照明器具の点灯試験も行いました。
照明が灯ると雰囲気が
ガラッと変わります。
次回は、完成の様子をお伝えします。
2024.07.22
内部にて建具の吊り込みを行いました。
建具は全てオリジナルの造作建具です。
LDKの入口は全面ガラス入りの建具となります。
これから左側のFIX部分にも同じガラスが入ります。
框部分は、ナラの無垢材です。
スプルスの建具枠と同様に、
オスモクリアワックスで塗装して仕上げます。
塗装することにより、木目が協調されます。
その他の建具はシナ突板の仕上げとなります。
大手は、シナの無垢材です。
※大手(オオデ)とは、戸などの断面を隠すために貼る木板のこと。
こちらもオスモクリアワックスにて塗装します。
シナ材は塗装すると少し濃くなった
仕上がりとなります。
また、LDKの掃き出しには障子を設置します。
障子は無塗装のままとなります。
次に家具とキッチンのシンク側の
取り付けを行いました。
手前のボックスになっているスペースには
食洗機が格納されます。
間仕切り収納の設置も行いました。
間仕切り収納はクリーニング前に
扉を設置します。
最後に、階段手摺の取付を行いました。
階段手摺は優建築工房オリジナルの
出材で家具屋さんの手づくりとなります。
次回は、
電気設備・給排水設備の仕上げの
様子をお伝えします。
2024.07.15
外部の仕上げと屋根に太陽光パネルの
設置を行いました。
これで足場解体前の外部工事が完了しました。
足場解体前に社内検査の外部工事完了検査を受けます。
無事に合格し、足場の解体を行いました。
足場が無くなると外部工事完了まで
あと一息です。
足場解体後の最初の工事は、
基礎立上り部のモルタル刷毛引き仕上げです。
この刷毛引き仕上げはコンクリートの
基礎をキレイに仕上げるだけでは無く、
基礎自体を雨から保護する意味もあります。
刷毛引き完了後は、
刷毛引き仕上げが汚れない様に
引渡しまで養生をしておきます。
次に、設備屋さんが雨樋の繋ぎを行いました。
このお宅は敷地内に浸透桝が設置されており、
その桝に繋ぎ込みました。
その後、エコキュートの設置も行いました。
最後に2階の外壁に花台の取付を行いました。
これで全ての外部工事が完了です。
次回は、建具吊り込みの様子をお伝えします。
2024.07.08
家具屋さんがタイル張りとの取合いのある
家具の取付を行いました。
キッチンのコンロ側と洗面カウンターの
取付を行いました。
ミラー収納のミラー扉は後日設置となります。
次に、電気屋さんがレンジフードの取付を行いました。
システムキッチンの場合は
キッチンもレンジフードも
専門の業者が設置しますが、
家具屋さんが作成する造作キッチンは、
別々に設置依頼をする必要があります。
この後、水栓を設備屋さんに、
ガスコンロをガス屋さんに、
取付して貰います。
またこちらは、タイル絡みではありませんが、
脱衣室のトール収納の設置の設置も完了です。
次に、タイル張りを行いました。
キッチンコンロ側の壁はタイル仕上げです。
タイルは焼き物なので1枚1枚
少しづつ表情が違います。
横から見ると表情の違いが分かります。
最後に目地材を詰めるとキッチンタイルが完了です。
目地が入るとまた雰囲気が変わります。
洗面カウンターもタイル張りです。
また、玄関・ポーチの床もタイル仕上げです。
タイル張り後は汚さない様に養生をします。
これで、タイル工事が全て完了です。
次回は、外部の仕上げの様子をお伝えします。