2021.03.08
こんにちは。工事部の辺土です。
今回は木工事「床下地の様子」をお伝え致します。
現在、弊社の新築現場などでは、
床下の構造材の土台や大引きなどは
910×910の寸法を基準として並べていき、
その上に28mm厚の構造用合板を張ります。
今回は既存の土台の組み方や、
床の水平を調整するにも精度が取り易い方法をということで、
根太組工法としました。
まず、既存の土台を挟むように根太掛けという
役割をする板の全周張ります。
材料が黄色く見えるのは防蟻処理をして頂いた為です。
水平をとり、基準の高さにすべて揃えて取り付けます。
この作業で数ミリでもズレると、
床鳴りや、ズレが段々と大きくなる原因となるので、
慎重に進めていきます。
そのあと、根太を張り進めていきます。
そして隙間を断熱材で敷き詰めてから合板を張るのですが、
次回そのことについて触れたいと思います。
続いて2階の床の下地調整です。
2階の床は既存維持となりますので、
水平を調整するには重ね張りをするしかありません。
毎度、大工さんのレベルの調整力には感心してしまいます。
大工さんは写真の様に、
ベニヤを何十か所と設置し、
薄いベニヤと重ね合わせながら微調整を繰り返し、
水平を綺麗に取っていきます。
そのあと、ベニヤを張り1階、2階とも
水平のレベル調整が完了です。
2階は重ね貼りなので完全な水平をとるのは、
限界があるのですが、
歩くだけで傾いてしまっているのが
分かるほどだった床の傾きが、
かなりのレベルまで水平に近づけられました。
次回は断熱工事をお伝え致します。