2022.09.26
こんにちは。
工事部の平です。
今回より、
マンションの改装工事の様子を
お伝えして参ります。
主な内容は、
間取り変更、
フローリングの交換、
クロス張り替え、建具交換等の
内装替えと、
キッチンの交換となります。
浴室やトイレは
以前のリフォームで改装済みなので、
その部分は残して工事を進めます。
改装する前のお部屋の写真です。
まずは、養生を施します。
施工外のトイレや浴室に
解体中の埃が入らないように
シートで間仕切りをしました。
また、マンションの共用部分も
養生を行いました。
共用部分の養生は、
マンションの管理人さんと打合せを行い、
養生箇所やその範囲を決めます。
共用部分の廊下とエレベーターを
ブルーガードやプラスチックボードで
保護しました。
その後、解体工事を始めます。
天井の石膏ボードや木材を撤去したり、
間取りが変わる壁を撤去していきます。
この後、解体工事をさらに進めて、
給排水工事を行う予定です。
次回は、
解体完了の様子と設備配管工事に
ついてお届けします。
2022.10.03
こんにちは。
工事部の平です。
今回は、
解体完了の様子と給排水工事に
ついてお伝えします。
キッチンや間仕切り壁が撤去されて、
スッキリした一つの空間になりました。
床には防音フロアが張ってありましたが、
剥がしてマンションの躯体のコンクリート
(スラブ)が見えております。
剥がした防音フロアは、
実はマンションにとって
とても重要な役割がありました。
改装する前の防音フロアには、
裏面にクッション材が付いていて、
それが防音性能を確保していたのです。
今回の工事では、
その防音フロアを撤去して、
代わりに置床を施工する計画です。
置床は、防音フロアとは別の方法で
防音性能を確保できる部材です。
今後、その置床の工事を行って
いきますので、その様子も
改めてお伝えしていきます。
解体工事が終わり、
キッチンの配管が見えました。
キッチンの位置は殆ど変わらないので、
既存配管を延長して、
新しいキッチンに合う形状に変えました。
給排水工事が終わりましたので、
今後は大工さんが新しい
間仕切り壁を施工していきます。
次回は、
間仕切り壁の施工の様子と、
置床工事に様子を
お伝えしていきます。
2022.10.10
こんにちは。
工事部の平です。
今回は間仕切り壁の施工の様子と
置床工事の様子をお伝えいたします。
間仕切り壁を設置して、
部屋の区切りを作っていきます。
寝室とリビングと
クローゼットとの境の
間仕切り壁を施工しました。
その後、
置床を施工していきます。
以前にも
お伝えしたことがありますが、
マンションでは、
防音性能が確保できる部材を
床の下地に使用する規定が
あることが多いです。
解体する前までは
防音フロアでその性能を
確保していたのですが、
今回の計画では置床に変更します。
置床には、短い束の先に
ゴム製の部材がついていて、
そこが防音の役割を担っています。
上に載せるパーチクルボード
の大きさに合わせて、
束を均等に並べて、
高さを調整しながら
固定していきます。
置床の足には
ネジが切られている為、
ドライバーで回すだけで
簡単に高さの微調整ができます。
全体にパーチクルボードを
敷き詰めて置床に固定し、
その上にさらに、
べニアを重ねて張ることで、
継ぎ目のない
一体の床下地を造ります。
これで置床工事は完了です。
今後は、天井の下地造りや
壁の下地を施工していきます。
次回はその様子をお伝えします。
2022.10.17
こんにちは。
工事部の平です。
今回は天井や壁の下地造りについて
お伝えいたします。
まず、壁の下地です。
前回の現場レポートでも
お伝えた通り、
個室やリビングなどの
部屋の境になる箇所は、
置床工事をする前に
先行して壁を造ります。
今回は収納や建具を
取り付ける箇所などの壁を
造っていきます。
新しく壁を造る箇所には、
全て天井面のコンクリートに
専用ボンドとビスを使用し、
しっかりと木下地を固定します。
そして、壁下地となる材木を
そこに合わせて立ててていきます。
天井の下地はコンクリートに
埋め込まれている
インサート(ボルトの受け)や
金物を使って木材を吊り、
その木材に下地を固定して
組んでいきます。
マンションでは壁の下地とは別に、
梁型部分を形づくったり、
換気扇のダクト隠す為のスペースを
造ったりもします。
それらが完了すると、
部屋の大まかな形が分かるようになり、
下地造りは完成です。
この後は、
電気配線や床暖房の設置などを
行っていきます。
次回はその様子をお伝えします。
2022.10.24
こんにちは。
工事部の平です。
今回は電気配線と床暖房の設置
についてお伝えいたします。
天井や壁の下地組みが完了し、
電気業者が照明やスイッチ、
コンセントなどの配線工事を
行います。
天井裏や壁の中の見えないところに
配線をする為、
石膏ボードを張る前に施工します。
配線後には、
お客様と現地で立会いをして、
スイッチやコンセントなどの
位置や数を確認して頂きました。
また、この工事では
電気式の床暖房も設置します。
その為、置床の床下地の上に
シート状になっている
暖房装置を敷いていきます。
床暖房の位置によって、
フローリングの継ぎ手の
割り付けが決まる為、
各職人さんと細かく打ち合わせをして
位置を決めていきます。
計画している位置に
暖房装置を仮に敷き、
その状態で
ホールのフローリングの割付けや
壁際のフローリングの幅などを
確認して、一番バランスよく見える
位置を検証します。
位置が決定したら、
床下地に穴をあけて、
床暖房の配線を床下に通して、
床暖房リモコンや継ぎ手になる
位置に配線します。
その作業と並行して、
シートをテープで固定します。
これらの作業をすべての
シートに行って、
床暖房の設置工事は完了です。
今後、この上に
フローリングを張っていきます。
次回は、
フローリング張りと、
天井の石膏ボード張りの
様子をお伝えします。
2022.10.31
こんにちは。
工事部の平です。
今回はフローリング張りと
天井の石膏ボード張りと
羽目板張りの様子を
お伝えいたします。
お伝えした、
床暖房のシートの上に
フローリングを張っていきます。
今回の工事では、
2種類のフローリングを
使用しています。
床暖房を設置する部屋は、
床暖房専用のフローリングを張り、
その他の部屋には、
桧の無垢フローリングを張りました。
異なるフローリングの取り合いには、
タモの無垢材の見切りを入れて
納めました。
その後、
床の養生を行ってから
天井の作業に移ります。
全部屋の天井には
石膏ボードを張っていきます。
玄関ホールと廊下の天井には、
石膏ボードの上にさらに
栂材の羽目板を張ります。
羽目板は廊下の幅に合わせて
割り付けをして施工しています。
壁際の羽目板が
同じ幅になるように、
張り始めの板の幅を
調整をして張りました。
今後は、
畳コーナーや格子などの
造作工事を行い、
木工事が完了になります。
次回はその様子をお伝えします。
2022.11.07
こんにちは。
工事部の平です。
今回は、造作工事と木工事完了の
様子をお伝えします。
まずは畳コーナーの造作です。
今回の畳コーナーは
小上がりになっていて、
周りの床より20cm高い設えで、
真ん中は掘り炬燵になっています。
小上がりの床は、厚みのある
木材を建てて骨組みとして、
その上に厚べニアを載せて
段差を造ります。
掘り炬燵の部分は
置床にも開口しておき、
足を降ろすために
深さを大きくしています。
合計の深さは30cmくらいに
なりました。
なお、掘り炬燵の箇所は
置床を施工していないので
防音フロアを張りました。
掘り炬燵の穴を
塞ぐこともできるように
蓋も造りました。
蓋がたわまないように、
真ん中に桟を入れて
補強しています。
畳コーナーの周りの床板や
畳寄せを仕上げて、
造作完了です。
次に格子の造作です。
格子は、
横に寝かせて組み立てたものを
造り付けています。
天井側も固定できるように、
石膏ボードを一部くり抜いて
準備しておきます。
天井の石膏ボードと
同じ厚みのべニアを
事前に格子側に固定しておき、
建てた後に、天井に
縫い合わせて設置しました。
造作工事が終わり、
巾木を取り付けて、
木工事完了です。
今後は、
クロス工事を行っていきます。
次回はその様子をお伝えします。
2022.11.14
こんにちは。
工事部の平です。
今回はクロス工事について
お伝え致します。
まず、下地処理を行います。
クロスを張る範囲の石膏ボード面を
平滑にする為にパテ処理を行います。
パテ処理は、下塗り用と上塗り用の
2種類のパテ材を使い分け、
施工個所の不陸などの状況により
下塗りを3、4回、
重ねて整えていきます。
今回の工事で
新しく造作した壁は、
石膏ボードの継ぎ目や
ビスの頭にパテ処理をします。
既存の壁のクロスを
張替えする範囲は、
クロスを剥がした部分で
段差になりそうな箇所に
パテ処理をします。
パテが完全に乾いたあとに、
サンドペーパーで削って、
全体をひとつの平滑な面に
なるように仕上げます。
その後クロスを張り、
ジョイントや建具枠まわりなどを
丁寧にカットして、
クロス工事完了です。
今後は、家具や建具工事を
行っていきます。
次回はその様子をお伝えします。
2022.11.21
こんにちは。
工事部の平です。
今回は家具や建具工事について
お伝えいたします。
今回の家具は、
下駄箱、
ダイニング収納、
テレビボード、
バックセット収納です。
扉や側板など表面の材は
タモの突板を使用し、
内面の汚れやすい部分には
ポリエステル加工された
面材のポリ化粧板を
採用しています。
天板はタモの集成材です。
集成材は小さな無垢材を
寄せ木のようにあわせて
一体化した板材、
表面の硬さや強度がある為、
物を載せたり体重を掛けても
大丈夫です。
こちらが内部のポリ化粧板です。
下駄箱内には
既存の通気口があった為、
その部分を開口して通気を
確保できるようにしています。
建具の吊り込みも行いました。
木製建具は、大工さんが
取り付けた枠を採寸し、
その大きさに合わせて
工場で建具を制作したものを
現地に搬入します。
現地では、カンナやトリマーで
丁番や取っ手をつけたり
建付けの微調整をしたりして、
吊り込みます。
今後は照明を取り付け、
クリーニングをして完成です。
次回は完成の様子をお伝えします。
2022.11.28
こんにちは。
工事部の平です。
照明器具の取付けを行いました。
その後、
床の養生シートを剥がして
クリーニングを行い、
全工事が完了しました。
今回は、完成した様子を
ご覧頂きたいと思います。
まず、リビングとキッチンです。
床材はオーク柄、
造作家具とカウンターは、
タモ材を使用しています。
寝室は畳敷きの小上がりになり、
雰囲気が一変しました。
掘り炬燵の周りの畳も
きちんと納まっています。
玄関にはベンチが新設され、
腰掛けて靴を履くことができます。
廊下は、天井の栂の羽目板や
奥に見える造作ガラス戸が
綺麗です。
以上、簡単にですが、
完成状況のご紹介でした。
お陰様で無事に工事を
完成させることが出来ました。
A様、
3か月間に及ぶ工事でしたが、
誠にありがとうございました。