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スタッフブログ

日々の暮らし 2015.02.10

暮らしの真ん中の台所

こんにちは。
寒い日が続きますが、小田原では梅も咲き始め
少しずつ春の気配も感じられています。
毎日の木々の変化に目を奪われています。

先日、憧れの料理家有元葉子さんのトークイベントに行ってきました。
もう20年以上前からだと思いますが、雑誌で度々有元葉子さんの
お料理の記事を拝読していました。
当時はお料理というよりも、記事から垣間見れるインテリアのセンスや
暮らし方がとても素敵で憧れを抱いたことを憶えています。
その後も時折書籍を見つけては、拝読し、
ご提案するキッチンの動線や位置づけ、
収納のアイデアなどの参考にさせて頂いております。

たまたま立ち寄った書店で有元さんのこの新刊(右)を見つけ、
ついつい購入してしまいました。
その書店は話題(?)の辻堂に新しくできたT-site(=蔦屋書店?)。
オープン記念企画として有元葉子さんのトークイベントが開催されるとのことで、
書籍を購入したらトークイベント参加券がついてきたのです!ラッキーです。

トークイベントのテーマは『有元葉子の台所仕事』

理想の台所を求めて50年。
12の台所を経験してきたそうです。
今は、最近都内の中古マンションをリノベーションしたばかりの台所と
昔から所有している野尻湖の山荘の台所、
そしてイタリアの台所、と3つの台所を維持しているそうです。
なんとも羨ましい、、、。
ただ尊敬するのは、
上の写真の左側の本にもあるように、
その台所や台所道具と丁寧に向き合い、
大切に使い切る暮らし方です。
お料理も素材のよさを存分に活かすための
シンプルレシピが多いのも、ちゃんと素材や道具に向き合う
丁寧な暮らし方によるものからなのかもしれませんね。
通常は思い通りの台所を作るチャンスなんて一度あるかないか、、、。
こういう丁寧に台所と向き合うご意見は、
暮らしを楽しむための台所をつくる提案には大変参考になります。

曰く、
『台所は家の中心に持って行きたい。
だって人は美味しいものがあるところに寄って来るのだから、、、』と。

美味しいものかどうかは別にしても、
例えば我が家も高校二年生になる息子との接点は
ほとんどが台所だけになってしまったかもしれません。
我が家はダイニングリビングから台所は独立していて、
8帖ほどの手狭なスペースに簡単な食事もできる程度の
作業台を中心に設置しています。
そこに無駄に大きな体をした高校生(+自分)がいるだけで
とても窮屈に感じ、あ~狭い、、、と嘆いているのが現実です。
大きな窓に面した自分の台所はお気に入りの居場所でもあるのですが、
日々の暮らしの中心はやっぱり台所。
ですので、充実したゆとりある空間としたいものです。
この言葉は納得です。

また『台所は台があるから台所というんですよ』と。

それはお料理のためだけでなくてもいいかもしれません。
もちろんお料理をしているときのお皿や食材を広げるにも良し。
子供たちが宿題をするにも良し。
ちょっとひと息お茶を飲むのも良し。
本を読んだり新聞を拡げるのも良し。
忙しい毎日の中で、繰り広げられる暮らしの風景は、
暮らしの真ん中にある台所の台が多いかもしれませんね。

昨年リフォームでつくらさせて頂いた造作キッチンです。


2×4の構造だったため壁をとることができませんでしたが、
あえてリビングに向けた対面式のオープンキッチンとしました。
9帖ほどあるスペースをⅡ列型のキッチンとし、
ゆとりあるキッチン(台所)となっています。
シンクの周りにはゆったり使える作業台と
食事のできるカウンターを設けました。
奥様が台所仕事をしている時も、まだちいさなお子さんは
カウンターに座りお絵描きをしている光景がとても微笑ましかったです。
キッチンからまっすぐ視界が伸びる間取りですが、
構造上残った壁が程よく空間分けをしてくれています。

台所の役割はお料理を作るためだけにとどまらず、
家族が集まる大切な位置づけになってきています。
皆様のそれぞれの暮らし方に寄り添えるような、
そんなキッチン(台所)をご提案し作って行きたいと思います。

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