早川 聡志 2021.06.21
こんにちは、工事部 早川です。
とうとう関東地方も梅雨入りしました。
天気に振り回されるイヤな季節に突入です。
今回は、海老名で完成した新築の現場を
現場監督の目線で紹介させて頂きたいと思います。
弊社では、建具にドアではなく、引戸を使う事が多いです。
引戸でもレールのない、上吊り建具を採用する事がほとんどです。
上吊り建具は、建具を開けている時にレールがなく
とてもスッキリします。
ですが、床の素材が違う場合は、見切りとなる敷居がない為、
納まりの検討が必要となります。
今回は、水回りの床がコルクタイルです。
LDK側の桧の床板を使って、見切りを作りました。
床材で見切りを作ることで、違和感なく納まりました。
建具の下で見切ることで、建具を閉めた時に、
反対側の床が見えること無く、キレイに納まりました。
水回りに使っているコルクタイルは、
下地コルク5㎜、仕上コルク5㎜、合わせて1cmの厚みがある為、
普段水廻りに使っているクッションフロアに比べると、
柔らかさと高級感があります。
ただ、一つ問題があります。
写真の収納内の様に、床下点検口がある時、
床の仕上げをコルクタイルに出来ない事です。
床下点検口の蓋は、厚さ15㎜、強度のないコルクタイルでは、
落とし穴状態になってしまいます。
今回は、LDK等に合わせて、ヒノキの無垢床にしました。
次に脱衣場に設置した、ガス乾燥機を置く台です。
この台は、大工さんに作って貰いました。
大工さんが作る家具は、造り付けなので、
いつもは、固定してしまいます。
ですが、固定してしまうと、隙間部分のコルクタイルと壁のクロスの
施工が出来なくなってしまいます。
取外しが出来るように作成し、ちゃんと隙間部分も仕上げて貰いました。
また、ガスコックは、洗濯機の給水配管の為に作ったライニングの横に設置しました。
ライニングの寸法を最小に抑える為、ガス業者に確認しながら、
ギリギリの寸法にて作成しました。
最後に、LDKのTVボードです。
通常は、家具屋さんが作成するレベルなのですが、
家具屋さんが作った場合、大き過ぎて搬入が出来ない為、
いくつかの部材に分けて作成し、現場にて組み立てる事になります。
その場合、箱どうしが2重になる所が出来てしまいます。
今回、大工さんにお願いして、現場で組み上げて作って貰いました。
横にした状態に組み上げ
その後、起こしてから背板を張って行きます。
小口からビスを打って固定した部分は、最後に小口貼りをして隠します。
そして、こちらが完成した様子です。
どこにもビスを隠した跡は見えません。
家具屋さんと同レベルの仕上がりです。
現場で作ったおかげで、2重になる所はなく、スッキリ出来がりました。
こんな無理難題にも、対応してくれる職人さん達の技術に、
優建築工房の品質は、支えられております。
本当に頭が下がります。
最後に、我が家のねこ
最近ちょっと太りぎみです。
施工管理課 早川
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