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スタッフブログ

大坂 崇徳 2022.07.18

「お客様のご要望に応える」の真意

今年は関東では

観測史上一番早い梅雨明け、

と言われていました。

確かに直後は数日猛暑が続きましたが、

その後は梅雨に逆戻りしたかのような

雨模様の日々。

 

やはり、神様でもないかぎり

自然は思うようにはいきませんね。

皆さんは体調を崩したり

していませんか?

 

今週は夏が大好きで、

早い梅雨明けを喜んだものの、

実はまだ梅雨明けしてないんじゃないかと

密かに疑っている

大坂が書かせていただきます。

 

さて、「お客様は神様です」という

有名なフレーズは、

演歌歌手の三波春夫さんの言葉ですね。

(知らない人もいるかもしれませんが。。。(汗))

 

昭和の大スターのことですので、

お客様の希望には何でも応える、

というサービス精神の現れの

ようなフレーズと、

一般的には思われているようですが、

実は違うそうです。

 

「歌う時には、

あたかも神前で祈るように雑念を払って、

まっさらな澄み切った心にならなければ、

完璧な藝を見せることはできない。

ですから、お客様を神様とみて、

歌を唄うのです」

と話されていたそうです。

 

改めて、深い言葉ですね。

 

私自身は、まだまだその域には

達していませんが、

いつかそんなレベルで

住まいのご提案が出来ればと、

密かに想って業務に取り組んでおります。

 

その日々の業務では、

お客様からたくさんのご要望を

いただきます。

 

こんな暮らしがしたい、

という夢のお話し。

 

今の住まいのここを変えたい、

という不満のお話し。

 

安全のこと、子育てのこと、

予算のこと、工期のこと。。。

 

本当に様々なご要望があり、

常に出来るだけたくさんのご要望に

お応えしようと取り組んでいます。

 

しかし、これも様々な理由で

すべてにお応えできないことが

あります。

 

法規や建物の現状、

予算や要望の優先順位等を考慮して、

時にはあきらめていただく

工事項目もあるのです。

 

なかでも一番悩むのは、プロとしては

お薦め出来ないことを求められた時です。

 

もちろん、

法令違反や物理的に不可能なこと、

構造安定性や耐久性を損ねるものなどは、

きちんとご説明してお断りし、

代替案をご提案差し上げます。

 

むしろ、

やってやれないことはないけど、

ふさわしくない、

または使い勝手が良くない、

などの場合にとても困るのです。

 

他にも、

今は良いけど後々不便になりそう、

や、今は流行っているけど

すぐに飽きられそう、などもあります。

 

お客様のお住まいですから、

お客様のご要望にお応えするのは

当たり前なのですが、

家はそう簡単に変えたり、

ましてや買い替えたり

できるものではありません。

 

住み始めてから、

希望通りには造ってもらえたが、

設計・施工時により良い提案が無かった、

というご不満がお客様から出ることを、

私たちは最も避けたいと思っています。

 

ですので、

お客様のご要望には最大限お応えしつつも、

プロとしてより良い方向へ導く、

ということをいつも意識しています。

 

なかなか難しいことなのですが、

そのためにこれからもお客様と

たくさんの時間を共有していきたいと

思っています。

 

最後に、

お客様からの難しいご要望の、

最近の例をひとつご紹介いたします。

 

外壁を塗り替える際は、皆さん色に悩まれます。

 

小さなサンプルだけで決めるのは

勇気がいるので、

大きなサンプルをお作りしたり、

イメージに近い実例を

見に行ったりもいたします。

 

なかには、この色で、と

ご指定される方もいらっしゃり、

これまでも缶コーヒーのBOSSの青、

などと言われたことがありますが。。。

 

今回はこれでした。

 

 

ボックスティッシュの

最初に剥す部分です(笑)

 

これをもとにサンプルをいくつか

作ったのですが、

お客様のイメージにそぐわず、

次に頂いた資料がこの写真。

 

 

ゴミ収集車です(笑)

う~ん、なかなか難しい。。。

 

ですが、塗装業者の職人さんが

何度もサンプルを作り、

ご希望の色にたどり着きました。

 

これが、実際の仕上りです。

まだ足場撤去前の写真で

分かりづらいかもしれませんが、

お客様はとてもお喜びでした。

 

 

 

 

 

頑張ったかいがありました。

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