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スタッフブログ

日々の暮らし 2023.03.06

心地よいということ

こんにちは。

設計の安藤です。

二十四節気では『啓蟄』。

あたたかな陽気に誘われ

地中の虫が動き出す頃。

春の訪れとともに人も

外へと誘われる季節ですね。

 

先日、駅前のお花屋さんの

前を通りかかると、

制服を着た男子高校生3人が

わちゃわちゃと楽しそうに

花束をつくってもらう

オーダーをしていました。

 

その日は県立の高校の

卒業式の日でしたので、

へえ~先生にでも贈るのかしら?

と思っていたら、

店員さん曰く、

いわゆる『SNS映え』で

最近若い子がお花を

買っていくのですよ~と。

 

映えでもなんでも、

男子高校生がお花を一生懸命

選んでいる姿がなんとも素敵で。

我が子も巣立ってしまうと

行き場のない親心なのでしょうか、、、。

愛おしくてたまりませんでした。

 

そのとき買って帰った

ミモザの一枝。

陽光のもと、

年季の入ったお雛様と共に。

 

お雛様の背景の壁に

映り込む光と影。

いい感じの壁です。

 

家の中でふとしたときに

視線の先が、

『いい感じ』であること。

心地よく時間を過ごせる

秘訣だと思っています。

 

さて、この良い季節に、

ありがたいことに

お客様のお引渡し前の

お住まいをお借りして、

期間限定の見学会を2件同時開催

させていただいております。

 

藤沢市の大らかな屋根のある

お住まいでも、

そんな『いい感じ』と思える場所を

考えながら窓の位置や集う空間を

考えさせていただきました。

代々受け継いでこられた土地。

 

最初にお邪魔したときは、

この場所には農作業用の

納屋がありました。

大きな屋根のかかった

平屋のいい佇まいです。

 

この土地で育ってきた

お施主様にとっては

この場所は思いの詰まった場所。

 

お祖父さまやご家族親戚みんなが

作業の合間のほっと一息つく場所。

談笑したりお茶を飲んだり。

佇まいのみならず、

そんな役割も継承してきたい。

そんな思いを大切にした住まいです。

 

 

 

 

 

 

 

外観の写真がなく

伝わりづらいですが、

大らかな屋根の佇まいは

おもかげを残しています。

そして家のメインとなる

大きな窓は3枚の引違窓。

 

そしてその外には

お施主様が名付けた

『まどろみベンチ』となる

縁台を設け、

内と外をつながりやすくします。

 

きっと玄関から、、、というより

その縁台が入り口になりそうです。

これからお庭の工事をしますので

また紹介できればと思います。

 

大らかな屋根に包まれた内部には、

大らかなLDK

中心にはみんなで囲える

キッチンカウンター。

これはナラの無垢材をはぎ合わせて、

目触りも手触りも心地よく。

本を手に取りやすいリビングに

本箱を備え付けています。

 

小屋裏的になる2階にも

サブの本棚。

小屋裏はご家族の変化に

対応しやすいよう

今はオープンにしています。

極力窓の数はしぼりましたが、

十分陽の光が差し込み、

珪藻土の壁を優しく照らしています。

 

この光の変化で季節の移り変わりも

感じることができると思います。

 

良い家とは?

住まいに何を求めるのか?

 

住まいづくりを生業としている

私たちには常に考えていることです。

やはりすべてにおいて

『心地いい、、、』というのは

前置きとしてついてくる気がします。

なぜ心地いいのか?

どうしてそう感じるのか?

理屈をこねて考えます。

心地いい素材、心地いい空間、

心地いい窓、心地いい動線、、、

安心する空気に包まれる素材・匂い。

 

そして居心地のいい居場所ができる。

心も体もフィットする空間。

ストレスフリーにして

安寧の場所になること。

 

でも結局その心地いいは

『感覚』です。

 

おそらくDNAに組み込まれている何か、、、

なのだと思いますが、、、。

 

藤沢のお住まいでも、

お施主様ご家族が育ってきた環境を

たくさんお話しいただきました。

そのお話から、受け継いできた

その土地でたくさんの心地いいものと

出会ってこられたのだと、

その尊さを感じました。

 

今、自分たちが感じられる

その心地いいという感覚を

受け継いでいかねばと思います。

 

ぜひその心地いい空間を

体感しにお越しいただければと

思います。

 

さてさて、季節の変わり目。

次はいよいよ春分です。

冒頭の花を買う高校生も

次のシーズン2?3?へ。

 

少年たちよ、花束を抱け。

(※少年よ、大志を抱け、より、、、)

どうかその心を大切に、

心地いいものに囲まれた未来を

願っています。

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