友坂 俊行 2023.03.13
私共の仕事は近景が多く、
今日も右手にペンを握り
机上の白い紙を凝視する。
視野が狭くなるからではないのですが
考えがまとまり､
手を止めることができると
生活圏内から脱出を図りたくなる。
遠くを眺める視点に焦がれるのです。
今年の冬は晴天がつづき
休日に足を伸ばしても気持ちの良い
空ばかりでした。
海も山も夜の街も…
結局､遠景に身を置いても
モノ思いにふけるのですが…
この春､町田市にて完成したお宅は
土地探しからお手伝いした方で
お付合いも一年半に渡ります。
間取りがはっきりしていない状況でも
お任せいただいたご期待を
真摯に受け止め誠実に応えたいと
強く誓ったことが蘇ります。
テーマは…〇〇
各詳細は､完成の様子と共に
〇〇は設計担当者の思いに委ねたいため､
私からは全景のみお伝え致します。
室内に入るとまず､
タタミに腰を掛ける。
そして深めに呼吸。
重ねた時間が報われたと
感じる瞬間でありました。
友坂
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