平 良介 2023.11.27
こんにちは。
工事部の平です。
寒さが日に日に増してきて、
一気に着る服が変わりましたね。
先週、私もついに厚手のコートを
引っ張り出しました。
季節の変わり目です。
皆様も体調を崩さぬよう、
お気を付け下さい。
さて今回は、
築60年になる平屋の大規模改装工事の様子を
お伝えしていこうと思います。
今回ご紹介するのは、
木造在来工法の約36坪の平屋で、
入母屋瓦葺きの昔ながらの佇まいをした
建物です。
その屋根は既存維持ですが、
外壁や間取り、内装を一新して、
断熱改修や構造補強も行います。
まずは解体工事です。
お客様には仮住まいをして頂き、
内部は天井や床、外部は外壁を撤去して、
屋根にだけの状態にしました。
解体中
解体完了
この建物は小屋裏の空間が広く、
また全ての柱の長さが約４mありました。
一般住宅の二階建てであれば、
柱の長さは３ｍ以内の場合が殆どです。
その為、解体後の空間がとてもひろく見えます。
また築60年にもなる割には、
柱や梁の状態が良好で、
ごく一部に白蟻の被害はありましたが、
劣化対策の為の補強用の柱梁を入れる
必要はありませんでした。
構造の結束部分
（柱の柱頭、柱脚、梁のつなぎ目など）
には、全て金物を取り付けます。
間取り変更の為に柱を撤去するところには、
梁補強を行いました。
さらに耐震性能の向上の為、
少なかった筋交の補強として
構造用合板を施工しました。
この建物は柱の長さが４ｍの為、
筋交いが既定の角度で設置できなかったので、
構造用合板を採用することになりました。
構造補強が終わり、
今後は外周部のサッシや
外壁の下地の取り付けを行っていきます。
次回はその様子をお伝え出来ればと思います。
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