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スタッフブログ

両角 敏成 2024.04.22

気密の向上と安定

こんにちは、工事部の両角です。

まだゴールデンウィーク前ですが、

初夏の様な気候です。

それでも花粉が終わってくれたので

だいぶ楽になりました。

巷ではすでに熱中症が

蔓延しかけている様です。

現場では職方含め、気を付けながら

作業して参ります。

 

さて今回は、住宅の気密について。

弊社は特に高気密を

謳った会社ではありませんが、

数年前のお施主様のたっての希望で

気密測定をしたところ、

意外に気密性が高い事に気が付きました。

 

記憶が曖昧ですが多分、

C値1~2の間だったと思います。

(C値の説明は長くなるので割愛させて頂きます)

正直そのくらいのC値でも、

神奈川県あたりでは断熱性能が良ければ

快適に過ごせる家だと思います。

ですが、世間では高気密が良いと言う

流れが出てきている様です。

 

先に説明した通り、

弊社の一般的な住宅であれば

C値1~2位は確保できていますが、

これを1前後位に安定出来ないかと

1年前より進めています。

 

以前は外壁の下地にラス板と呼ばれる

左官下地材をつかっていましたが、

安定したC値の確保の為に

構造用面材を採用しました。

 

構造用面材

 

上部写真の通り、軸組の段階で面材が貼られると

見た目にもほとんど隙間が生じなくなります。

 

二点目に1階の床下の空気が上がってこない様に

柱廻りの合板にシーリングを施工します。

 

シーリング

 

三点目に2階の天井に気密シートの施工を行います。

 

気密シート

 

合わせて2階の天井部分には、

気密シートに穴を開けてしまうので

ダウンライトを設けない様にしています。

 

上記の他にも隙間が出来そうな部分には

気密テープ等の施工は随時行いつつ

C値の確保と安定を目指していますが、

本当に高気密な家を求めだすと

引き違いサッシや上げ下げサッシの採用を

極端に減らさなければならなくなったり、

そもそもサッシの数が減って、思いのほか

暗い家になってしまったりします。

 

ですので、弊社としましては

安定した気密の値を求めつつ

ホームページにも書いてありますが、

「私たちが暮らす”神奈川エリアで、

ちょうどよい”性能をご提案。

理想を犠牲にしてまで、

住宅性能の数値は追求しません。」

の様に深追いはせず、

快適な住宅が出来ればと思っています。

 

私個人の意見としては、

高気密=快適

な訳ではないと思っています。

 

弊社が合わせて推奨している

環境配慮型設計には、

風の流れや光の落ち方を大事にしています。

そちらの方が長く住む上で

大切なのではないかと思います。

 

要はバランスが大事って事ですね!

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