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スタッフブログ

大坂 崇徳 2024.08.05

傾斜地での基礎の施工(許容応力度計算に基づく耐震等級3

8月に入り夏真っ盛り!!

先日は、地元の神社で恒例の

ささやかな納涼祭が執り行われました。

 

 

 

夏が大好きな私としては、

ビールも美味しい

うれしい季節なのです。

 

が、毎年言っているような

気もしますが、

今年の夏は暑いですね。

 

それでも、

現場の厳しい暑さの中、

精度高く作業を続けてくれる

職人さんには頭が下がります。

 

皆様も、

熱中症には充分気を付けて、

この夏を乗り切っていきましょう。

 

今週は、自宅では子供たちと川の字に、

エアコン無しの部屋で快適に就寝している

大坂が書かせていただきます。

 

さて、皆様は「耐震等級」という

言葉をご存じですか?

 

近年に、家の新築またはリフォームを

お考えになった方なら、

耳にされたかもしれませんね。

 

簡単に言うと、

建物の地震などに対する強さを表したもので、

等級1~等級3までの3段階に分けられます。

 

住宅に関してですと、

耐震等級1は建築基準法で定められている

言わば最低基準で、等級2、等級3となるほど

地震などに強い建物ということになります。

 

優建築工房の新築工事では

最高等級の耐震等級3を標準としていますが、

実はこの耐震等級3にも2種類ありまして、

より高い性能を求められる

許容応力度計算に基づく

耐震等級3を確保しています。

 

この耐震等級のことを

きちんとご説明しようとすると

かなりの文章量になるので、

それは別の機会に譲りますが、

この基準をきちんとクリアするためには、

設計だけでなく、施工にも非常に高い

精度と品質が求められます。

 

ましてや、

傾斜地に住宅を計画する場合には、

こんなにすごい基礎を造らなくてはならない、

という事例をご紹介したいと思います。

 

これらは、

現在進行中の新築住宅の2回目の

基礎配筋検査時の写真です。

 

前面道路から建物(基礎)を見ると、

 

 

こんな風に見えます。

約3m程の高さがあります。

 

くどいですが、

これは基礎だけで、

2階建ての建物がこれから

この上に建つのです。

 

隣地のレベルから見ると、

 

 

こんな感じです。

鉄筋業者さんが写っているので、

高さが分かり易いでしょうか。

 

基礎のスラブにはすごい量の

鉄筋が施工されています。

 

 

 

構造計算に基づき、

いくつの太さの鉄筋を、

どのようなピッチで、

どのように組んでいくかが決められており、

さらに深基礎部分(擁壁のような壁状の部分)と

水平なスラブの鉄筋が

どのように組み合わされるかなどは

現場で経験と工夫によって

実現されていくのです。

 

出隅部分の鉄筋の重なりや

深基礎とスラブの鉄筋の取合。

 

 

 

 

さらに立上りの鉄筋や、

地中梁の鉄筋まで絡んでいます。

 

 

 

かなりシビアに検査をしましたが、

とても素晴らしい精度で

施工されていました。

 

今回はここまでですが、

パッと見て頂いただけでも、

すごい厳重な施工がされていることは

わかっていただけるかと思います。

 

引き続きの工事の様子などは、

またご紹介したいと思います。

 

最後に、夏らしい涼しげな写真を1枚。

最近では家族にとても評判の良かった、

桃と生ハムの冷製パスタです。

 

 

贅沢なので、

桃をたくさん頂いた時にしか

作れないのですが、

甘さと塩味が絶妙で絶品な

デザートパスタです。

 

大坂

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