施工について 2024.10.28
10月も最終週になりました。
暑さはかなり納まり、
紅葉の報せもちらほらと
耳にするこの頃ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今週は、秋の味覚のキノコを色々な
料理で堪能している大坂が書かせて頂きます。
といってもお安いキノコばかりですが(笑)
さて今回は、そんな秋が深まった
この時期とはいえ、条件次第では
シロアリが活発に活動している、
というちょっと怖いお話です。
(なお、この後の写真には
生きているシロアリが写っています。
虫等が得意でない方はご注意ください)
一般的にはシロアリは、
春後半から梅雨入り前あたりの時期に
羽アリが群飛し、新たな住処で
羽が落ちてシロアリに変成して
コロニーをつくって活動する、
ということが知られています。
それはその通りなのですが、
既に住みついて、
コロニーを形成したシロアリたちは、
温熱環境や湿気の状態が適した環境では、
季節を問わず活動を続けています。
つまり、建物の被害は進行しているのです。
先日、数年前にご紹介で外装改装工事を
させて頂いたお客様から別件のご相談があり、
室内でお話ししている中で、
ふと虫食い状態の壁が目に入り、
念のためお客様に確認したところ、
今年の春先に羽アリが群生しているのを
目にしたとのこと。
嫌な予感がして、
お断りしたうえで畳を上げたところ、
まさにシロアリが活動しており、
畳や畳下の木部に食害がありました。
これは、畳の下の杉板です。
畳の裏は、わら床(本床)が食害されています。
その後、緊急で白蟻駆除工事を行い、
床下の木部も点検しましたが、
大引きが計3本大きな被害を受けていました。
※画像が荒くて申し訳ありません
結局、後日全面的に床を剥して
大引きの入れ替えや他の食害部の
補修等の工事を行いました。
聞くと、新築工事時以来、一度も
防蟻工事はなさってないとのことでした。
やはり、定期的な点検と予防工事は
しっかりと実施することが大切です。
ご心配な方は、信頼できる業者に
ご相談してください。
シロアリ関係の業者のふりをした
訪問営業詐欺にはくれぐれもご注意ください。
訪問営業の業者には、床下や屋根の
点検などを絶対にさせないでくださいね。
大坂
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