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スタッフブログ

三谷 隆介 2026.05.18

建築巡り ~三菱一号館~

こんにちは。

設計部の三谷です。

花粉も落ち着き

気温も更に上がってきて

とても過ごしやすい時期に

なりました。

また少し経つと雨の多い梅雨になり、

そのあとは暑くて暑くて

大変な夏になるので

今のうちに沢山外気を

楽しみたいところです。

 

そんな私の最近の楽しみは

寝支度を終えた後に、

床置き照明一つとテレビを点けて、

掃き出し窓をガバッと開けて、

低い椅子に座って

外からの風にあたり、

テレビを観ながら

窓の外に見える空もチラチラ見て、

少し晩酌をすることです。

 

 

今までは少し寒かったり、

家の中の照明が明るすぎたりで

こういった過ごし方は

できていませんでしたが、

時期も良くなり、

素敵な照明にも出会えたことで、

こんな過ごし方も

できるようになりました。

 

家の形は変わらなくても

四季や家の中のものによって

そこでの過ごし方は

大きく変えられ、

その試行錯誤の時間と

しっくりきた時の嬉しさ楽しさで

より一層自宅を好きになれて

愛着を感じるようになります。

これからも引き続き

試行錯誤していこうと思います。

 

先日、ゴールデンウィークの

お休み中にとある展覧会を観に

美術館へ行ってきました。

 

美術館の最寄り駅は東京駅

 

 

美術館はそこから少し歩いた

ところにある三菱一号館です。

 

 

展覧会自体も楽しみでしたが、

この建築も楽しみにしていました。

設計は日本近代建築に

大きな影響を与えた

ジョサイアコンドル。

 

東京駅の設計を行なった

辰野金吾の師匠ですね。

東京駅と外観の配色は

ほとんど同じに見えます。

 

展覧会の入り口を探して

建築の周りをまわっていましたが、

レンガの並べ方や

レンガの切り替え、

窓形状や窓周辺の装飾など、

デザインの密度の高さを感じました。

 

 

学生の頃に一度、横浜に現存する

明治時代の洋風建築の模型を

複数人で作ったことがありますが、

意匠が複雑でとても難しかった

記憶があります。

 

模型でこの大変さであれば

実寸の建築だと、

より沢山の人が関わり、

沢山の時間をかけて

とても大事に造られたのかなと

感じました。

 

展覧会の入り口を見つけて

建物の中に入ると

アーチ形状の垂れ壁がありました。

 

 

アーチ垂れ壁は直線で

構成されることの多い建築の中で

アイキャッチになり、

垂れ壁の下から更に奥の

空間が見えることで、

空間の奥行きをより強く感じる

効果があるように私は感じます。

 

 

連続することで

より奥行きを感じますね。

アクセントにもなり、

空間が豊かにもなります。

 

館内を進んでいると

次は気持ちの良い広々した

階段室がありました。

 

 

写真だと少し分かりづらいですが

壁は白く、床は薄い緑と青の中間色で

とても綺麗な色合いでした。

窓から入る光も相まって

クリーンな印象の空間でした。

 

壁は漆喰、床は中国の雲石という

石を使っているみたいです。

 

住宅建築の中で水まわりに

こういった配色を使ってみたいです。

 

少し降りていって

踊り場へ近づいて行くと

照明を近くで見ることができました。

 

 

これは真鍮で作られているようで、

雰囲気のある照明だなと思っていたら、

こちらは当時使用されていたものを

復元したもののようでした。

電球の入っている

丸いカバーの付け根の部分から

右側に伸びているツマミは、

当時ガス灯だったため、

ガスを調整するツマミが必要で

そのツマミを再現されているもの

のようです。

こんなに細かいところまで

再現するなんて素晴らしいですね。

「神は細部に宿る」ですね。

 

全て話してしまうと

長くなってしまうので

気になった部分だけを

紹介させていただきました。

 

最後にポストカードに

スタンプを押せるブースがあり、

記念に押して帰りました。

後ろにはコンドルさんの像があります。

 

 

とても素敵な建築でした。

 

三菱一号館は明治時代に竣工し

事務所として使われていましたが、

老朽化により1968年に一度解体され、

現在建っているものは、

当時の図面や資料を参考に

復元したものになります。

 

復元工事はお手本があるものなので、

改修工事に比べ、考えやすいもの

なのかなと思っていましたが、

現在は建築が建てられた当時とは

時代が違うので、

現在では採取できない材料や

失われてしまった職人の技があり、

構造面の向上や快適に過ごすための

最新設備の導入のための改造も

必要になります。

 

そこで、

どこをどれだけ復元するか、

反対に復元しないものとするか

検討する必要が生まれます。

 

これに似たどこをどれだけ残すか、

反対になくしてしまうかの検討を

改修工事でも行います。

 

どちらにおいても建築の魅力が

どこであるかについて

しっかり検討することが

重要であるのだなと思いました。

 

また、その検討がうまくできていると

魅力的で素敵な建築になるのだなと

この建築を見て感じました。

 

ここの検討がうまく行えるような

審美眼を養っていきたいです。

そのためにも、

これからも色々な建築に触れたいな

と思いました。

 

東京へ行く機会がございましたら、

是非寄ってみてください。

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