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スタッフブログ

平野 聡史 2015.04.28

北側を活かす

こんにちは、設計の平野です。
つややかな新緑の季節となりました。
草木花を育てることの楽しさを知ってしまった者としては、
厳しい冬を越え、新しい葉が出てきたり花が咲いたりすることが
ものすごく嬉しく感じてしまいます。

アプローチに植えたハイノキが小さい白い花を
びっしりと咲かせてくれました。

2015.4.28ASHhainoki1  2015.4.28ASHhainoki2

駐車スペース後ろの植栽スペースに
新たに仲間入りしたドウダンツツジも
鈴のようなかわいらしい花をつけています。
秋の紅葉も楽しみです・・・。

2015.4.28ASHdoudan

室内には東側の出窓から朝日が入り、
一日の始まりを清々しいものにしてくれます。

2015.4.28ASHtyousyoku

良い季節です!!

さて、話は変りますが、
おうちの北側に対してのイメージはどういうものでしょうか。
陽が当たらなくて暗い・寒い、水周りが集まりがちで風通しが悪い…
というイメージが強いと思いますが、
・北側から得られる安定した光
・北側の眺望(樹木等の表側(お日様側)が見られる)
を上手く取り入れられると大変豊かな住まいになります。
つまり、北側を制するものは住宅を制す・・・
なんて誰かが言ったとか言わないとか、、、
はい、誰も言っていません!
ちょっと実例を。

先日お引渡しをさせて頂いた新築物件のA様邸。
南側道路の分譲地で、東西は既に2階建ての住宅が
境界から60cmほどのところまで寄せて建てられていましたので、
採光は主に南北方向に頼る事になります。
南側のお宅と太陽高度の関係を確かめて日当たりを検討。

2015.4.28ASHkoudo

そして・・・・
リビングは大きな掃出し窓で外部のウッドデッキと繋がり
(まだ外構は未完成ですが)上部は吹抜けとしました。
真夏の日差しは遮るよう軒を出しています。

リビング
2015.4.28ASHliving
吹き抜け
2015.4.28ASHfukinuke
ちょっと写真が暗いですが、実際はもっと明るいです!
そして北側です。

2015.4.28ASHkitagawa

目の前には建物がなく、大山が綺麗に見える
素敵な眺望が印象的でした。

是非この良さが活かせるように!と、キッチン脇に
北向きにデスクを造りつけたワークスペースを設けました。

ワークスペース
2015.4.28ASHwork1

2015.4.28ASHwork2

引き違い窓からは北側の安定した光が入ってきます。
(防犯面の不安はシャッター付きサッシとすることで対処。)
パントリーとしても使えるよう可動棚をたくさん設けました。
主に奥様の家事コーナーとして活躍してくれると思いますし、
適度な囲われ感もあるので本を読むのにも
丁度良さそうなスペースとなりそうです。

リビングから見る。
※2015.4.28ASHdk

南北の通風が図れ、夏でも気持ちが良い風が抜けてくれることでしょう。
視線も抜けるので、広さも感じることが出来ると思います。

土地には全く同じ条件という場所はありません。
周囲の建物の状況・方角など立地条件は様々です。
敷地を良く読み(良いところを見つける!)、
その特徴を活かすことによって豊かな空間が生まれ、
豊かな暮らしに繋がっていくのだと思います。

私たちのご提案する新築・リフォームは、
その環境の持つ良さを 暮らしに最大限活かせるよう
丁寧にプランニングをさせて頂きます。
是非、ご相談下さい。

最後に、
先日お引越しを済まされたA様、この度は誠にありがとうございました。
住まい造りに積極的に関わって頂き、
価値観を共有しながら進めていけたことを大変嬉しく思っております。
今後とも末永いお付き合いのほど宜しくお願い致します。

平野

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