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スタッフブログ

上田 幾美 2015.06.30

バナナケーキをつくりながら

こんにちは。コーディネーターの上田です。
むしむしした空気に、続く雨。
憂鬱な天気の日が続いていますね。
折角の休日も、雨の日は外に出る気力が沸かないことも。
家で過ごすことが多く最近、お菓子づくりに挑戦しています。
おすすめは簡単にできるバナナケーキ!で、
暑さで最近すぐに熟してしまうバナナが大活躍です。
作り方も材料もシンプルで、お菓子初心者の私でも失敗することがありません。
バナナ、ホットケーキミックス、砂糖、バターだけでできます。

自宅にバター、マーガリンがないため、
この本を分量の参考にして、代わりに菜種油を使って作っています。

2015.06.30IIUなかしましほさんの本

ブラウニーやクッキーはこの本のレシピで作っていますが、
甘すぎず、素朴な味に仕上がりお気入りです!
菜種油は乳製品にアレルギーがある方の
バターの代用品としても良く登場しますね。
油ですと混ぜるのも楽で、より簡単にできます。

最近まで知らなかったのですが、
普通にスーパーで売られているサラダ油も菜種油だそうですね。
この「サラダ油」とは、油業界では
サラダ加工した油=油本来に含まれている蝋分を
除去して低温でも固まらないようにした油のことを指すそうです。
原料が何かで、菜種サラダ油、大豆サラダ油、コーンサラダ油、、、
と変わるそうですが、サラダ油の多くは菜種が原料。
同じ菜種油ですがお菓子作りにはサラダ加工していない
一番絞りの油を使用した方が、程よくこくのある仕上がりになり
個人的には好みです。

というわけで、家にはサラダ油、お菓子用の菜種油(一番絞り!)、
フランスパンにつける用のオリーブオイル(ちょっといい物)、
炒めもの用のオリーブオイル(お手頃なもの)、ごま油と5本も油が、、。

2015.06.30IIUオイル

本当は美味しいごま油も欲しいのですが、
少し自粛してもうしばらく我慢してみます。

そういえば実家には”血管を若返らせる効果がある“との
TV番組をみて母が買った、亜麻仁油もありました。
初めて実家で見たときには、ちょっとした驚きが。
実はわたしも学生時代に亜麻仁油を使っていたのですが、
木製品への塗装に使う塗料としてでした。
(食用の物は高価ですので、
塗料用として作られた物が販売されています。)
そう聞くと、油なら何でも塗料に使えるのかな?と
思う方もいるかもしれませんが、そういう訳ではありません。
油はその乾きやすさから、
乾性油、不乾性油とその間の半乾性油に分類されるそうで、
亜麻仁油は最も乾きやすい乾性油だそう。
確かに、食用の麻仁油もさらさらしていました。
道具の手入れには椿油を使用していました。
こちらは不乾性油で、刃物の表面を常に覆うことで錆を防ぎます。
食用として馴染みのある菜種油、オリーブオイルは、
半乾性油であるためある程度粘土があり、
木の塗装には扱いづらいようです。
塗りすぎるとべたべたになってしまいます。

もちろん油=オイル塗装以外にも木部の塗装方法は何種類もあります。
わたし達が住まいで主にご提案させて頂くものは主に2つあり、
前述したオイル系の塗装とウレタン塗装。
オイル塗装は木の表面にオイルをしみこませることで、
あとから水や汚れを付きにくく、染み込みにくくさせます。
ウレタン塗装は合成樹脂で木の表面に塗膜をつくるため、
水や汚れをはじいてくれます。
塗膜をつくり水をはじくということはわたし達が手で触れるのも、
木そのものではなく塗料の塗膜ということ。
木の触感がどうしても損なわれてしまいます。
そういった点から、ウレタン塗装はキッチンや洗面台のカウンターなど
特に汚れが心配な所のみ最低限の使用とし、
その他はオイル塗装をおすすめしています。

床、特に桧やパイン材の床は塗装をせずにお引渡しすることも多々あります。
柔らかい素材のために素足で生活することが多く、
足の裏の油分と研磨で塗装をしなくてもだんだんと艶がでて風合いもでてきます。
例えば、どうしてもお手入れが気になるキッチン周りや水周りだけ、
塗装をするという選択肢もあります。
逆にウォールナットやアメリカンチェリーといった広葉樹で色の濃い目の木は、
見た目の点からも塗装をおすすめしています。
無塗装で乾いていますと白っぽく見え、
一般的にイメージされるあの深みのある色が出ません。

床や棚など、多数・多面積をオイル塗装する際は
亜麻仁油など純粋な油ではなく、
オイル塗装用に作られた製品が扱いやすいため、
弊社でもそういった製品を使用しています。
油単独よりも乾きやすいように調合されています。
オイル塗装は特別な道具は要りませんので、
手間はかかりますがご自身でも挑戦することができますよ!

もし木の器やスプーンをお持ちでしたら、
まずは手始めにそちらをオイル塗装して見てはいかがでしょうか。
(※ウレタン塗装してあるものには塗料が染み込みません)
オイル塗装の良い点は、メンテナンスも自分でし続けられること。
まだもうしばらく続きそうな雨の日々も家の中で楽しむことができそうですね。

…早く梅雨が明けますように!

上田

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