早川 聡志 2015.11.10
ハロウィンも終わり、あちこちで、
クリスマスイルミネーションが点灯し始めました。
今年もあと2か月を切りました。
先日、我家でも、早々にクリスマスツリーを飾りつけました。
娘は、始めてのクリスマスツリーの飾りつけに大興奮でした。
今回は、先日お引渡しをさせて頂いたS様邸戸建リフォーム工事の
構造補強のお話をさせて頂きたいと思います。
こちらは間仕切りの位置変更をともなう2階の工事です。
柱を抜く部分もあるので、構造補強が必要となります。
工事着工前に調査を行い、現況図面と計画図面を基に
構造補強方法を検討します。
しかし、リフォーム工事の場合、解体してみると、
予想外の状況が見えてくる事があります。
雨漏りの跡があったり、白蟻の被害があったりと…
今回の予想外は…
奥から2番目の柱が、予想以上に大きな梁を支えており、
構造補強をすると、LDKに20cm以上の梁型が出てしまう。
2、 柱が梁まで届いておらず、床の上に乗っけてある状況
何年か前にリフォーム工事を行った業者が、
床上に柱を乗っけてしまった様です。
こちらも前のリフォーム工事業者が、
元々あった柱を切ってしてしまい、
ちゃんとした補強がされていない状況でした。
写真は、解体時にサポート(鉄の突っ張り棒)にて、
梁を支えている状況です。
サポートの下に見えるのが、切ってしまった柱です。
解体工事完了後、このような予想外を踏まえて、
最終の構造補強計画を行います。
1、 柱を抜くのが難しい箇所は、薄壁にて提案していた壁を
厚い壁にして、柱を入れて補強するご提案をさせて頂きました。
2、 梁に届いていなかった柱は、もちろん新しい柱に入替ました。
3、 柱が無くなっていた部分は、梁を入れて補強を行いました。
変更図面
変更内容を図面上に表現をすると、この程度なのですが…
実は、見えない所に、色々な苦労が隠れております。
薄壁から厚壁への変更の提案を快諾頂いたおかげで、
LDKがすっきり納まりました。
S様、これからも末永いお付合いを宜しくお願い致します。
早川
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