設計 2016.04.05
気づけばあっという間に桜の季節ですね。
ちょうど満開の時期ですが、
今年は春らしい暖かな陽気より少し肌寒く、
曇りがちなお天気が続いていますね。
毎年この季節は桜が満開かと思いきや、
気づけば散って葉桜になっていて、
あまりゆっくりお花見に行けませんが、
今年こそは行きたいな・・・と思っております。
さて、今回も完成物件についてご紹介させていただきます。
工事内容はマンションのフルスケルトンのリフォーム工事です。
ご家族構成は、4人ご家族(ご夫妻、小中学生のお子様2人)
ご要望は、、、
・キッチン、浴室、トイレ、洗面等の設備交換
・和室を無くし、リビングを広げ、2人お子様個室確保
・ウォークインなどの収納スペースの充実、
・主人様の書斎スペースを計画
などのご要望をたくさんいただきました。
今回のご要望と+αで造作家具、建具、
そして家具工事でダイニングテーブルを
ご提案させていただきました。
内装仕上げは、リビング・玄関ホールの壁は珪藻土、
床はパイン無垢材、各造作家具はタモ材を使用しました。
メインの玄関ホールとリビングには造作や珪藻土、
無垢材を充実した内容で計画し、
他の収納個室は建材建具、クロス仕上げにするなど
コストバランスがしっかりとれた計画となりました。
メインのところに自然素材をバランス良く使用することで
日々の暮らしの居心地良さを感じられると思います。
既存の玄関ホールの写真を見ていただくと完成後の玄関に
一歩入ったときの印象はまったく違います。
今回の工事では特に玄関の印象の変化に驚きました。
既存の雰囲気を忘れてしまうくらい、
別のマンションにいるような感じが演出できました。
天井の高さは既存のまま(CH2100mm)を活かし、
天井には焦げ茶の麻クロス張り、
間接照明を計画することで落ち着きが生まれました。
~リフォーム後~
造作ベンチと鈴木
玄関には造作ベンチと足元に間接照明を付けることにより、
空間の演出や遊び心を取り入れました。
造作ベンチは壁を曲線にして包まれた感じで、
ついつい座ってしまいたくなるようなスペースとなりました。
(私がちょうど納まるくらいのスペースです。居心地が良いです。)
既存の間取りは3LDK、広さは約23.5坪です。
この既存の間取りから全ての要望を取り込み
写真のような計画の間取りとなりました。
水廻りの位置は大きく変わっておりませんが、
和室がなくなりリビングを広くとり、キッチンも対面式に
することでLDKの印象はかなり変わります。
リビングには8枚の造作建具で仕切ることにより、
お子様達の個室として使用できます。
より、充実した計画になるよう、他にも書斎や各造作家具収納にも
間接照明や壁にはブラケットライトを使い、照明計画にも力を入れました。
珪藻土の壁に間接照明の光を当てることにより珪藻土の質感も楽しめます。
造作以外のご提案では、ペンダントライト、ウッドブラインド、
写真には載っておりませんが、ダイニングチェアもご提案させていただき、
採用していただきました。
ご提案した各インテリア、スツールを気に入っていただけ、
とても嬉しかったです。
そんな遊び心や+αのご提案を取り入れた
マンションリフォームをさせていただきました。
リフォーム前の雰囲気からがらりと変わり、
とても充実した空間となりました。
今回のマンションリフォームをきっかけに私の考え方も変わり、
今まで、将来は戸建ての新築に住みたいと思っておりましたが、
マンションのフルリフォームも間取りの自由度が高く、
限られたスペース内でいかに要望を取り込みつつ
豊かな計画ができるか、変化も楽しめるマンションでの
暮らしも良いなと思いました。
鈴木
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