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スタッフブログ

平野 聡史 2016.05.17

地震のこと

こんにちは、設計の平野です。
ゴールデンウィークはあっという間に過ぎ去りましたねー!

おそらくガクアジサイ
自宅のたぶんガクアジサイ

自宅に植わっているガクアジサイ(たぶん)。
数あるアジサイの原種です。
冬の落葉していた間、もう枯れてしまったのでは?
と危惧していたのですが、
春の訪れには昨年よりも瑞々しい葉を見せてくれ、
花も非常に小さいのですが確認できました!
これから花が大きくなってくれることを祈りつつ水やりを。

ガクアジサイ
ガクアジサイ
↑きっとこうなるイメージ。

園芸種とは異なる、野性味のある美しさがあります。
グラウンドカバーに植えているヒメイワダレソウも、
冬の枯れたような状態から、青々と復活してきたので一安心しました!
さて、大きな被害をもたらした熊本の地震から一か月がたちました。
余震と本震で、震度6強から7の揺れが起きるという前代未聞の地震で
あったため、耐え切れず倒壊してしまった建物の映像がニュースでも
映し出されていました。

熊本方面は今まで地震が比較的少ない地域とされており、
古い建物の耐震化が全国平均から見ても低かったことや、
台風被害に備えた重い瓦屋根が負荷となり、
2階から上はそのままに、1階部分がぺしゃんこに
つぶれている家が目立ちました。

これらの家はおそらく、1981年以前に建てられた
「旧耐震基準」のものが多いと思いますが、
それ以降の「新耐震基準」で建てられた家の中にも
倒壊の被害を受けた家もあるようです。

そもそも、その「新耐震基準」でも、
「震度6強程度の大地震がきても、
人命に危害を及ぼすような倒壊をしない」
というものであり、今回の地震のよう震度6~7の大地震が
立て続けに二度起きた場合、必ずしもそれに耐えられる
とは想定されていません。

これって怖いことだな・・・と思いました。

さらに2000年には現行基準に改正され、
耐力壁のバランスの確認や、柱・土台・梁・筋違の
接合部への金物の規定が加わっていますので、
その基準を満たした建物の被害はどうだったのか?
非常に気になるところです。

もちろん、基準は基準であり現場でちゃんとした
施工がされていることが大変重要なのですが。
今後、この度の地震による被害の調査が進んでいき、
国の耐震基準として何らかの見直しが施されるのか?
・・・まだわかりませんが、
住宅建築に関わるものとして、
いつか身近に起きる可能性のある災害に対して
少しでも被害が少なく済むような住まいづくりに、
真摯に取り組む義務があることを改めて感じました。

被災地には一刻も早い復興と、人々の安心が戻るよう願います。
そんな中、改装工事進行中の物件にて、
タイル張りの在来浴室を解体したところ、
水気とシロアリによる食害で柱の根元と土台が消失して
しまっている状況の報告を現場監督から受けました。

シロアリ被害
シロアリ被害

土台
土台

んん、柱が浮いてしまっている。。
こんな状態で大きな地震が来たらと思うと・・・ゾッとします。

こちらの物件は、今回の工事では
耐震補強が目的の改装ではありませんが、
もちろんこの状態のままでは安全を脅かしかねませんので、
お施主さまに修繕・補強のご提案をさせて頂き、
ご納得の上で進めてまいります。

それではまた。

平野

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