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新築・リフォームは湘南・神奈川・横浜の優建築工房 優しい暮らし

スタッフブログ

日々の暮らし 2016.06.07

小さなこだわり

こんにちは。とうとうジメジメ梅雨入りですね。
先日母の誕生日のお祝いついでに地元小田原城下をウロウロ。

きんじろうカフェ
きんじろうカフェ-(1) きんじろうカフェ-(2)
きんじろうカフェ-(3) きんじろうカフェ-(4)

小田原城に隣接して報徳二宮神社という神社があり、
その敷地内に新しくカフェができたと聞き行ってみました。

御祭神であるのは薪を背負って本を読む勤勉な少年像が
有名な二宮金次郎(後の二宮報徳)です。

新しい建物ですが、緑の木々に囲まれて、
昔からある神社の風情も損なっていません。

足下の昔ながらの三和土や、外壁の鋼板の新素材と
軒下の羽目板のバランスなど、参考にしたいところを
隈なくチェック。

数量限定ですが、小田原名物?の私の大好物の
伊勢屋の大福も食べられるみたいです。
この日は売り切れ、、、残念でした。
機会があれば是非足を運んでみてください。

先日無事お引き渡しさせていただいた、S様の新築住宅。
蓮実部長のブログでも紹介させていただきました。

S様から最初にいただいた暮らしのイメージは、
・生活の中にピアノがある暮らし
・本が身近にある暮らし
・奥様がキッチンにいても子供に目が届く暮らし
などなど、S様の住まいに求めるご要望は明快で、
家族との暮らしを思いやる住まいでした。

つくづく、住宅は住まい手の大きなこだわりと
作り手の小さなこだわりの結集だと感じることがあります。

住まうお客様の住まいに求める大きな暮らしのイメージを
私たちが具体化していく中で、その暮らしをイメージしながら、
私たちは小さなこだわりを織り交ぜていきます。

偉そうに言ってすみません、、、。

それはごくごく当たり前のことかもしれませんが、
その小さなこだわり怠ると、とても不快な住まいに
なってしまうかもしれません。

たとえば

手すりの触り心地。
やっぱり無垢の木で丸い形状が手触りも
つかみ心地もいいように思います。
壁に設置するブラケットが金属製だと目に優しくないので、
優のスタンダードでは木のブラケットにしています。
2016060601

カウンターの手触り。
角も丸みをほんの少しつけて、優しく。
2016060602

丸柱。
空間に独立する柱は丸柱にして、当たっても痛くないように。
自宅もお部屋の真ん中で丸柱を使っていますが、
時々その柱にしがみついて、ぼけーっとしている時があります(汗)
2016060603

曲がり角。
角のコーナー柱はあえて柱を見せて、
壁が傷つきやすくないようにしたり。
2016060604

今週の本コーナー。
本の表紙を見せることでお子さんが興味を持ちやすいように。
本を支えるバーは丸みのある木製にして、お子さんが触れてもやわらかく。
2016060605

おかえり窓。
キッチンに立った時、視線の先にお子さんが帰ってきた様子が
みえるよう窓を配置したり。写真は職人さんです、、、。
2016060606

そしてお気に入りの風景をつくること。

2016060607
これは私のお気に入りの風景です。
南面の大きな窓に面したダイニング。
その奥には元々あった梅の木がみえます。
ちょうど梅の実もなっていて、
食卓から果実のなる木が見える贅沢な風景。

外にはウッドデッキも目下製作中ですから、
毎年この時期は暮らしに密接した収穫が楽しめそうですね。

設計のこだわりだけでなく、
現場監督や職人さん含め作る私たちは
それぞれの分野でプロフェッショナルとして
それぞれの小さなこだわりを持って
住まいづくりに取り組んでいます。

これらの小さなこだわりは完成時には
ほとんどわかりづらいかもしれません。

住み始めて気付いてくだされば嬉しいと思います。

出来上がった完成度に感動してくださることが
本当に嬉しいですし、住み始めて私たちが
仕掛けた小さなこだわりを気付いてくだされば、
なおのこと嬉しく思います。

Sさま、
暮らしのイメージが本当にあたたかく優しく、
そして楽しく住まいづくりのお手伝いをさせていただきました。
まだまだ小さなこだわりが行き届いていない部分も
あるかもしれませんが、心地よい暮らしのお手伝いが
できたら幸せです。本当にありがとうございました。

さてさて冒頭の二宮金次郎の教えとして
「積小為大」という言葉があるそうです。

小さいことを怠ると大きなことは成し遂げられないという教えだそう。

なんともない小さなこだわりが詰まったお家が、
時が経っても永く住まい手や周りを取り巻く方々に
愛されるものであってくれればいいなと思う気持ちと、
なんだか少し通じるような気がしました。

ついでに、小さいといえば、、、
我が家の数少ない実のなる木、ジューンベリーの小さな実。

2016060608
昨年の収穫分のジューンベリーとユスラウメの赤い実。
今年は鳥たちに大敗し、ほとんど食べられてしまいました。

ジューンベリー
2016060609

わずかに残った小さな赤い実のついた枝を
赤いピッチャーに活けて楽しむことにしました。

鬱陶しい季節もこの色で少し明るく感じるような気がします。
安藤

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