早川 聡志 2016.12.19
ある日の朝食の時に、娘が突然『トトロがいるよ』と…
差し出された娘の手の平には、トトロそっくりないちごがありました。
『トトロがかわいそう』と、最後まで残していた娘ですが、
大好きないちごの誘惑には勝てず、
『しっぽからなら大丈夫』と言いながら食べてしまいました。
この時期いちごが食卓に上ると、もうすぐクリスマス!
そんな感じがするのは、私だけでしょうか?
もうすぐクリスマス、そして今年も残すところあと2週間となりました。
先月の終わりに、友達の結婚式に出席しました。
この年になると、友達と言う立場で出席する結婚式は、
本当に久しぶりです。
気付けば、人生の半分以上を共にした仲間達、
年齢と共に会う機会が減ってしまいましたが、
結婚式のおかげで、久しぶりにそんな仲間達と、
楽しい時間を過す事が出来ました。
11月初旬、その新郎が働いている福祉施設の
社会福祉法人 敬愛会さんの仕事をさせて頂きました。
仕事の内容は、カーテンで仕切っていた4人部屋を、
4つ個室にする工事です。
計画のポイントは、暗くなってしまう廊下側のスペースの明るさを確保する事、
そして、介護用ベッドの出し入れが出来る様にする事です。
乳白色のアクリル板の建具を駆使して、個室感を保ちつつ明るさの確保し、
そして、ベッドの出し入れが出来るプランが出来上がりました。
設計担当は、中込さんです。
中心部分の柱をなくし空間を確保するプラン、さすがです。
大工さんは、1月の協力会の総会にて、表彰させて頂いた
千葉工務店さんに担当して貰いました。
工期短縮の為、前もって加工して貰っていた梁と柱を組上げて、
空中に梁をとばします。
そしてその梁に上吊り建具が走る鴨居を取付ていきます。
中心部分の空間を確保するプランが見えて来ました。
そして、完成がこちら
建具上部に乳白色のアクリル板を入れた建具は、
個室感をしっかり保ち、それでいて、明かりを拡散する効果があるので、
明るさもしっかり確保出来ました。
もうひとつのポイントだった介護用ベッドの出し入れですが、
全ての建具を開けると、中心部分に大きなスペースが現れます。
これで、スムーズにベッドの出し入れが出来ます。
この部屋を利用する方々が、日々快適に過ごして頂けたら幸いです。
早川
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