平野 聡史 2018.05.14
こんにちは、設計の平野です。
風薫る5月。
ゴールデンウィークのお休みも
あっという間に過ぎ去ってしまいました。
この季節に毎年思います、バイクで
ツーリングをされている方たちを見て、
気持ち良さそうだな~と。
思わず、アイウォン ザ モーターサイコ~♪
(by THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)
と口ずさんでしまいますが、
その前に免許がありません。
父親がバイク好きなもので(ハーレー乗りです)、
自分もいつか!と昔から思いながらも
色々な事情により足を踏み出せずにいますが、
「父親とツーリング」は私の密かな夢です。
元気なうちに叶えたいものです。
さて、話は変わりますが、
暖かくなりお庭の彩りの変化も楽しい時期ですよね。
昨年末から春先にかけて、
築25年木造住宅の改装工事が完成したK様より
内部の改装工事に続き外構の工事もご用命を頂きました。
ガーデニングがお好きな奥様のお好みをお聞きしながら、
主役である草花たちをもっと楽しんで頂けるような
「脇役づくり」のお手伝いをさせて頂きました。
外構改装前です。
道路際のフェンスとブロックは解体し、
レンガ積み&イペの縦張りフェンスに替え、
門塀も既存のブロックを最小限で手を加えながら、
左官で化粧を施す計画。
お庭内部側には、レンガ積みの花壇を造ります。
高低差を付けた3ブロックに分けて花壇をつくり、
草花を植えた際に奥行きが出るように計画しました。
まずは、既存フェンスとブロックを解体した後、
レンガを積んでいきます。
下の写真は花壇部分を積んでいるところ。
既存の化粧ブロック塀は、
前面道路で対向車とのすれ違いの際に
「トラックによくミラーをぶつけられる」
と言う、お話を聞いていたため、
その跡があった高さ一段分のブロックをカット。
フェンスは、アルミの支柱にイペ材の横胴縁を打った上、
同じくイペ材板を縦張りにしている途中の状態です。
このイペのウッドフェンスは、上端をゆるいカーブを
くようなデザインにしました。
どうするかというと、
ゴムチューブでアールのラインを出し、
「もうちょっと塀側のスタート位置下げて!」
とか言いながら、ラインを決定し、
チューブのラインをイペに描き入れたら、
一度全て板を外して一枚一枚カットします。
カット後に戻した状態がこちら。
きれいなラインですね!
さすが、硬いイペの扱いに慣れた職人さんの仕事です。
既存ブロック塀は化粧下地塗りが完了した状態。
塀の仕上げは、「ジョリパット」で
オフホワイト色の仕上げを施します。
塀と塀の隙間部分には、イギリスの古い
アンティークゲートを加工して
取り付けることをご提案させて頂きました。
「開閉はしなくて良い」という事でしたので、
鉄工屋さんにアングルを溶接してもらい、
フェンス的にブロックに固定しました。
グッと雰囲気が出た感じ!
外部全景。建物外観は全て既存維持です。
お庭の内部はこんな感じに。
ハニーベージュストーン(天然石)の飛び石に、
ブラウンの化粧砂利。
外部水栓も雰囲気に合わせて交換しました。
写真はまだ工事完成直後ですので、
全体的に茶色っぽく地味な印象ですが、
きっとこれから花壇に植えられる
緑と花の彩りを際立たせてくれる
「名脇役たち」になってくれるはずです!
是非、楽しんで頂けたら嬉しく思います。
K様、今後とも末永いお付き合いの程
よろしくお願い致します。
最後になりましたが、
宅内工事完成時の様子も少しご紹介させて下さい。
ありがとうございました!
平野
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