松下 恵子 2018.05.21
こんにちは、松下です。
前回は桜の季節でしたが、
今は新緑の季節というだけあって
木々の緑が綺麗な時期ですね。
そんな中、
少し遠出をして歴史のある建物を
見に行ってきましたので
ご紹介したいと思います。
岡山県倉敷市にあります「旧大原家住宅」です。
倉敷の発展に携わってきた大原家の住宅で、
1795年に主屋が建てられ、大正時代にかけて
増築された国指定重要文化財です。
中通路からは新旧の建物を見ることができます。
主屋廻りの木造建築にはとても歴史を感じます。
建物には歴史がありますが、
今年の4月に一般公開されたばかりということで、
展示の仕方が斬新でとても面白いなと思いました。
雑誌やパンフレットの写真のようですが
実際に文字が吊るされて展示されていました。
人物の写真もオブジェになっています。
そして、この謎の木の正体は?
照明スイッチが収納されていました。
蔵を改装した展示スペースは、
書籍をゆったりと眺められるカフェになっていました。
細かい箇所までこだわられた旧大原家住宅ですが、
その中でも私が一番感動したのは、
主屋と中通路を抜けて一番奥にひっそりと建つ
離れから見る景色です。
ちょうど雨上がりのお天気だったので、
生き生きとした緑が額縁の中の絵のようで
とても綺麗だなと見とれてしまいました。
大原家の人々が愛したこの家と景色を
いかに興味を持って楽しく見てもらうか。
という現代の創り手の気持ちがとても伝わる場所でした。
たまには遠出して、こういった興味のある場所まで
出掛けてみるのも良いですね。
松下
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