安藤 るみ子 2019.01.07
2019年亥年、はじまりましたね。
2019年初日の出。
近所の海にて、最初の太陽を拝みます。
こう寒い冬は、太陽の温かさにより一層感謝しますね。。
お正月、皆さまいかがお過ごしでしたか?
私は、のんびりしたお正月を過ごさせていただきました。
溜めていた本たちを読んだり、
甥っ子と羽根つきならぬバトミントンをしたり、
あ!ようやく念願の話題の映画「ボヘミアンラプソディ」
観に行ったり!
懐かしい〜!だけではなく、これはこれは感動です。
ただただ感動です。
まだ上映していると思うので、興味があれば、ぜひ!
さてさて、ロックから話題を戻して、、、
新年を迎える準備、
ここ数年、お正月飾りは不出来な自作です。
もちろん先生に教えていただきながら、、、笑。
年の瀬迫るとある日、
日没まで太陽の光がたっぷり降り注ぐ
心地の良い先生のご自宅で、
今年も藁を仕分けするところからお手伝い。
新しい歳神様をお迎えするため、
その一年を振り返り、
無事に過ごせたことに感謝しつつ、
心の準備を整えていく過程もまた、
とても清々しく心豊かになる時間です。
冬こそ空気は澄んで、
太陽が低く近くに感じるものだから、
自然と人の力の恵みの藁と向き合いその恩恵に感謝し、
より贅沢で豊かな時間でした。
ときは平成を終えようとしていて、
メディアではしきりに
「平成最後の〇〇」みたいな文句も多く、
へぇ〜、、、と思いつつも、
平成に入り勢いを増した技術革新のニュースには、
ありがたいような、でも少し怖いような、、、。
私には難しくて分かりませんが、
人工知能(AI)とやらは、人間の持っている
能力以上のことをしてしまうのではないか
という危惧も時々目に耳にします。
人手不足や被災地救援など助かることは
間違いありませんので、その技術発展には
大いに期待したいところですが。
どんなに技術が進歩しても、五感を使って感動したりして
心豊かに感じることは、人間にしかできないことです。
たくさんのお住いのお手伝いをさせていただいている中で、
人間らしい感覚を持てる家づくりは一番根幹にあります。
小さなお子さんがいらっしゃれば、
家は大切なその感覚を育める場所ですし。
これからの時代がどう変化しても、
どんなに技術が進歩しても。
家は自分を取り巻く最初の環境です。
それが、心豊かに感じられる環境(家)に
なればいいなと思っています。
2018年、
そんなことを思いながら携わらせていただいた
たくさんのお住まい。
太陽の恩恵を求めて
暮らしから心豊かに感じられそうな場所をいくつか。
北東向き、視線の抜ける方へ大きな窓を
春には遠く桜の木々たちも望め、
季節の移ろいを感じられます。
北側に遠く見える木々たちは、
太陽の光で神々しくあります。
忙しい朝、キッチンに立つ時間が
ゆったり感じられそうですね。
陽の影の移ろいを眺められる珪藻土の壁。
時の流れを光の影で感じられる。
絵を飾るよりも贅沢な壁。
南向き、吹抜けだからこその効果です。
西向きの眺めのいいベンチ。
あぐらもかけるほどの広さのあるベンチでは、
お子さんの遊び場になり、
山の稜線ものぞめるこの場所は、
大人には、西の山々に沈みゆく太陽を見守りながら
ゆったりまどろみ場に。
土間に薪ストーブ。
太陽の陽が落ちると、「陽」ならぬ「火」。
古く暮らしに根付いていた本物の炎だからこそ、
じんわりと安らぎだったり、
寛ぎだったり感じられるのですかね。
薪ストーブにあたりながら、好きな音楽を聴いたり、
本を読んだり。なんとも豊かな時間が過ごせそうです。
まだまだそんな思いで作らせていただいた
暮らしの居場所はたくさんありますが、
また折を見てご紹介させてください。
2018年、山の稜線に沈みゆく最後の太陽に、
お世話になった皆様に感謝しつつ、
皆様の暮らしが心豊かなものになりますように、
2019年も、どうぞよろしくお願い申し上げます!
さて、今年も正月飾りと一緒に
亥(イノシシ)つくりました。
難しかったーーー
マグロではありません(笑)
安藤
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