大坂 崇徳 2019.01.14
1月も半ばになりました。
新年のご挨拶には少し遅いのですが、この場をかりてご挨拶をさせて頂くことをお許しください。
皆様、本年も宜しくお願い致します。
年を越して、寒さも本格的になってきました。
そんな中ですが、この1週間では、木造軸組み検査が1件、外装完了検査が2件ありました。
また、これは創業以来の恒例なのですが、仕事始めの日には社員一同で安全祈願に行ってきました。
今回は、その様子を、少しの雑学を交えてお伝えしたいと思います。
優建築工房では、いつも中井町の五所八幡宮にお世話になっています。
通称、五所宮(ごしょのみや)とも呼ばれ、「五所」の由来は八幡宮の勧請五番目とされるからだそうです。
入口には立派な鳥居が2基(朱塗りと石造り)連なって建っています。
鳥居にはとてもたくさんの種類があるのですが、大きく分けると神明系と明神系の2種に大別できます。
この鳥居は明神系で、その中でも八幡鳥居と呼ばれるものです。
柱は丸柱で、転びと呼ばれる傾きがあります。
上段の笠木と島木は反りを持ち、両端の小口は斜めに落とされています。
下段の貫は水平で、両端は柱を貫いている、等々が八幡鳥居の特徴です。
中央には扁額という社名などが書かれた額があります。
こちらも立派な扁額ですね。
鳥居をくぐると、参道までの間に石段があり、神社が高台に祀られていることがわかります。
上から見るとこんな感じで、かなりの傾斜と段数があるのがわかると思います。
恥ずかしながら、この石段を上るのが年々大変になっている気がします。
石段を上り切ったところに手水所があります。
ここで身を清めてお参りをするわけですが、そのお清めの手順を念のため。
まず右手で柄杓を持ち左手に水をかけ、左手に持ち替えて右手に水をかけ、
また右手に持ち替えて左手に水をためて口をすすぎ、最後に両手で柄杓を待って、立てて柄に水を流します。
正面に拝殿があり、石畳の参道が真直ぐ伸びています。
ちなみに、参道の中央は神様が通るので、参拝者は端を歩きます。
拝殿は、入母屋平入り千鳥破風という屋根形式で、手前に狛犬と石燈篭を携えた構えとなっています。
狛犬は、神様を守る守護獣ですが、よく寺院の山門の両側にある仁王像と同じく、阿像と吽像があるのをご存知でしょうか?
左右のどちらが阿像で、どちらが吽像かは、直接見てご確認してみてくださいね。
阿像は口を開いて、吽像は口を閉じていますので。
ところで、寺社仏閣の建物を見るといつも強く感じるのですが、この拝殿を見ても、とても美しい比例とプロポーションをしていると感嘆してしまいます。
この前に建つと、自然と心が浄化されるような気持になるのは、神様の前だからだけではない気がしています。
この後、拝殿の中に入り、皆で安全祈願のお祀りに参列しました。
その様子の写真はありませんが、参列後に、これも恒例の記念写真を撮りました。
今年も、安全に工事を進行し、お客様喜んでいただける建物を造っていこうと、強く願った仕事始めでした。
大坂
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