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スタッフブログ

平野 聡史 2019.02.04

良い住まいのデザインとは?

こんにちは、設計の平野です。
2月に入りました。
節分で「福は~ウチ!」で室内に撒いた豆、
全部拾ったつもりでも、
年末の大掃除の時にどこかの隙間から
必ず一つは出てきませんか??
2月4日は立春です。
暦の上では春ですが、
まだまだ寒いこの時期は、
陽だまりのなかで過ごすのが
とても気持ちが良いですよね。

hrn2019.02.03hidamari

休日の昼間はダイニングテーブルの窓際に陣取り、
お日さまの温度を背中に感じながら本を読むのが
私の好きな過ごし方のひとつ。

最近読んだ本です。

大きな暮らしができる小さな家
hrn2019.02.03okina

2013年に亡くなられた建築家
永田昌民(ながた まさひと)氏の本。

私は小さな家が好きです。
家は少しコンパクトにして、
その分、
ソトとウチの気持ちが切り替られるような
ちょっとしたアプローチができたり、
外部の空気を感じながらも
室内の延長で過ごせるウッドデッキがつくれ、
小さくても良いので季節を感じられる緑がある
お庭がつくれたり、外部を取り入れることで、
より豊かな暮らしができると思います。

昨年、永田先生が設計された長野県の住宅を
実際に拝見する機会があり、
その空間を肌で感じることができました。

戻ってからは、
見学の際に配布された小冊子に載っていた写真を
穴が開くほど見つめながら間取り図をトレースし、
何が良かったのだろうか?
と思い返してみましたが、
特別ものすごいことをしている、という感じではなく、
(かといって普通、というわけではないのですが)
デザインしました!こんな良い素材を使ってます!
という主張は無く、嫌な感じが全くしない。
全てが過不足なく整っていて居心地の良さそうな空間・・・

そのなんとも言い難い魅力から永田さんのことを
もっと知りたくなり、前出の本を探しはじめました。

普通に本屋さんでは売っていませんでしたが、
某フリマアプリで出品されてたよ、
と中込さんが教えてくれて無事入手(笑)

読んでみて、

永田さんの設計する住まいは、

「そこで暮らす人の五感に寄り添い、
豊かな暮らしの営みを包む大らかな箱」

という考えが核にあることがわかり、
大きく共感すると同時に、
実際に触れた住宅のことを思い返してみて、
「ああ なるほど」と納得できた感じがしました。

ディテールのためのディテールを
設計するのではなくて、
主役はそこで暮らす人であり、
その人たちが「気持ちがいいな、居心地が良いな」と
思える場面をつくること。

一日の時間の流れのなかで、
春夏秋冬の一年を通してそれぞれの季節で、
もっと長い時間を経過したなかで。

そのためには建築の
配置・大きさ、ディテール・素材が
どうあるべきなのか。

それらの要素が全て過不足なく
バランス良く整えられていることこそが、
良い住まいデザインということ!

そうおっしゃられていると、
私は受け取りました。

そんな、
わかったようなことを言っておりますが、
実現することの難しさも
よーくわかっているつもりです…
さあ、頑張ろう。

平野

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