2021.02.08
こんにちは。工事部の辺土です。
今回は前回予告いたしました木工事の前に
屋根工事の様子をお伝え致します。
解体時に屋根の瓦を全て降ろしたので、
雨が降って雨漏りしないように、
大工さんが乗り込んですぐに
屋根下地を作っていきます。
屋根の下地に張る板のことを「野地板」と呼びます。
建築の面白くてややこしい所は、
同じ材料でも使う場所で呼び方が変わるところです。
まずはその野地板を張っていきます。
今回の屋根形状は「寄棟」と言われる形状です。
広い面を張るのはどんどんと進んでいく作業も、
屋根の斜め部分(隅棟といいます)に
作業が及ぶと大工さんは、
一度屋根に上って採寸
↓
2階へ降りて野地板をカット
↓
再度屋根に上って張りつけ
ということの繰り返しで大変です。
私が変に話しかけると、
採寸した寸法を忘れてしまって
また測り直しに行くこともありました。。
お邪魔してすみません。
次に板金屋さんが防水紙を張ります。
屋根の軒先側から
十分な重ね代を取りながら、
棟のほうへ張り上げていきます。
いつも綺麗な仕事で有難いです。
この段階でもう雨漏りの心配はありません。
綺麗な緑色の屋根です。
今回は雪止めを付ける面と付けない面があります。
瓦屋根から鋼板屋根に変えることで
建物に掛かる負担は軽くなり、
雨漏りのリスクもグッと減ります。
施工中、天候が悪くなることなく、
無事、屋根工事が完了しました。
次回は木工事をお伝えします。