2022.12.12
基礎工事が始まりました。
最初に丁張り行います。
丁張りとは、
建物の外周部を≒10㎝巾の
板で囲った物の事です。
この板の上端は、
基礎天端より20㎝の高さに
なっています。
そして、
この板に基礎の立上りの位置を
出して行きます。
この丁張が基準となり、
基礎工事を進めて行くので、
建物の位置と高さが確定する
とても大切な作業です。
最後に建物の外周部分に水糸を張り、
GLからの高さ、境界からの離れを
確認します。
そして一番大切なのは、
外周部分の対角の確認です。
この確認を怠ると、
平行四辺形の基礎が出来上がる
可能性もあります。
建物の大きさにもよりますが、
10mで2㎜以下が許容範囲です。
丁張りが終わると、
根伐(ねぎり)作業を始めて行きます。
根伐とは、地盤の掘削作業の事です。
その後、砕石の充填を行い
プレートを使い転圧作業を行います。
転圧作業をしっかり行わないと
鉄筋のかぶり厚さが取れなくなり、
配筋検査で指摘を受ける事になります。
かぶり厚さとは、
コンクリート表面から
鉄筋までの厚さの事です。
鉄筋の錆を防ぐ為に、
かぶり厚さは
大切な確認ポイントです。
次回は、
外周型枠・配筋工事の様子を
お伝えさせて頂きます。