2014.01.28
今週の横浜市港北区T様邸の現場レポートは
断熱材取付工事をお届け致します。
外部で左官業者さんがモルタル下地(塗装で仕上げるための下地)工事を
進めている間に、内部では大工さんが断熱材の取付にかかります。
つまり、サッシの取付・外壁の下地を大工さんが施した後は、
現場では内部と外部の工事が並行して進められている状況となります。
その断熱材は搬入時、このような状態で運ばれてきます。
これは今回壁に取付させて頂くロックウールという断熱材になります。
厚みが90mmあり、壁内に埋め込まれます。
断熱性はもちろん、グラスウール同様に吸音性能を持ち合わせ、
耐火性にも優れています。一枚はこのようになっております。
実際に壁に取付られるとこのようになります。
防湿フィルム(印刷されている側)を室内側に向けて、
耳と呼ばれる部分を柱や間柱に被せ合わせることで、
隙間を無くして施工することが重要にです。
この後、床との取り合い部分や窓廻りも隙間がないように
最後に気密テープで塞ぎます。
そして、天井の断熱材は今回厚みが150mmのアクリアマットを
選定させて頂いております。こちらもこのように搬入されます。
一枚はこのようになっています。
断熱材の防湿フィルム部分
(耳と呼ばれ、柱に被せタッカーで留められます)は
このようになっています。
屋根勾配なりに取り付けるために、
まずは大工さんが下地を組んで行きます。
隅木の部分はとくに手間暇がかかりますが、
屋根と天井断熱層の間に隙間を設け、
通気層を設けるために非常な作業となります。
アップすると屋根の下に通気層と断熱層が見て頂けます。
断熱材を取付ていくとこのようになります。
さらに内部の工事が進められて行き、
断熱層が縁切れてしまう部分、例えば間仕切り壁と床側、
間仕切り壁と天井側との隙間をも断熱材で隙間をなくすなど
の作業を施します。
以上のような作業が断熱材取付工事になります。
改装工事の場合、その都度対応する箇所が出ては来ますが、
断熱層が続いて隙間風が入らないようにすることが重要な
ポイントとなります。
天井や壁が塞がれてしまうまで、気密テープなども使用しながら
その都度対処してゆく作業でもあります。
次回は内部の設備工事をお届け致します。