2014.01.14
今週の横浜市港北区、T様邸の現場レポートは
耐震金物取付工事をお届け致します。
先週レポートさせていただいたサッシ取付工事と同時に、解体後、
大工さんが最初に取り掛かるのが、この耐震金物の取付工事になります。
解体後に既存構造躯体確認し、その既存の柱や筋違の位置を踏まえ、
計画に対する柱の移設や梁の補強などを設計担当が構造補強計算します。
それを基に現場では耐震金物を取り付けを進めます。
まず既存の柱の頭(桁・梁と取り合う部分)にはこのような金物が
一般的に取り付けられます。
既存の柱の脚(梁もしくは土台と取り合う部分)にも柱の頭と
同等の耐力の金物を取り付けます。
筋違部分は筋違金物を取り付けると同時に、
地震などの際の引き抜き力も大きいため、
耐力も大きな金物を取り付けられます。
筋違部分の脚元は同じように同等の耐力の金物を取り付けます。
次に、間取りの変更などにより柱を移設する場合、
柱を抜くことになります。
その際は柱をサポートなどで突っ張りながら、
下に新しい梁を抱かせ、金物で結ぶことで、
大きな梁とみなすことができます。
柱を抜くことでスパンが飛んだ開口部を作ることができます。
屋根に瓦が載っているため、大きな荷重を担っている小屋組も
金物で補強してゆきます。
また、屋根裏に隠れていた丸太梁も金物で結びます。
以上のような作業の後、
弊社の軸組検査を技術責任者の大坂立会いの元、
各現場では行われることで、金物取付もれが無いかを検査することで、
隠れてしまう部分もしっかりと管理をして行きます。
次回は外壁の左官工事と内部の断熱材取付をお届けいたします。