2014.07.15
川崎市(宮前区)にて構造補強・2階床組工事を進めさせて頂きました。
前回の工事で足場が整ってきましたら、脚立を立てて、
柱頭などの高い位置の金物補強をして行きます。
一般的に柱と筋交はこのような金物で接合されます。
場合に拠って、先ほどの金物が取付られない部分には、
このような金物で柱・梁に筋交を接合する箇所もあります。
梁と梁の仕口・継ぎ手部分にはこのような金物を取り付け補強します。
柱を抜いたことで、梁の下端に梁を枕にし抱かせた場合、
金物やボルトでひとつの梁とするように金物で繋ぎます。
この作業をすべての柱頭・柱脚に関わる筋交や梁の継ぎ手、
梁の補強部分などに施すことで、耐震性能を高めます。
この一連の作業が済みましたら、
2階も同じように床の下地を組んで行きます。
補強された構造に対して、
水平を見ながら根太を加工しながら掛けて行きます。
掛けられた根太を下から見上げるとこのように見えます。
のちのち天井内に隠れてしまう部分ですが、
根太の根元は転ばないようにビスを打ちつつ、
強力な接着剤で固定されています。
これも隠れてしまう部分ですが、きれいに下地を組むことで、
仕上がりもきれいになって行きます。
根太組が終わるとその後、仕上げのフローリング貼りのために
ベニヤを敷き込んでいきます。
また、外部では左官工事のための下地も大工により作られました。
ここから外部と内部は、別れて違う業者がそれぞれ進めていくことになります。
次回もさらに内部の木工事をお届けします。