2019.06.17
こんにちは。工事部の平です。
外部の解体工事が進み、外壁や屋根材の撤去が終わりました。
内部の残していた床も撤去し、構造の柱や梁、
土台がよく見える状態になりました。
解体工事は、バルコニーの床を残して、それ以外は完了しました。
バルコニーの床は、大工さんの作業の効率を良くするために残します。
今後、大屋根の野地ベニアを重ね張りして、バルコニー上の仮屋根を
造ってから、床は撤去をしていく予定です。
解体工事が概ね完了したので、大工工事が始まりました。
今回の大工工事は、6カ月半という長い期間の予定です。
建物の仕様にもよりますが、30坪くらい新築工事ですと、
通常はだいたい3カ月くらいかかります。
リフォーム工事という事と、建物の規模が大きいので、
今回の工事は6カ月半の工期を見込んでいます。
大工工事は、バルコニー下の構造補強から行いました。
解体して、構造があらわになると、
柱や土台の腐食箇所がいくつかありました。
その中でも腐食のひどいところには、
サポートいう柱の代わりに梁を支える器具を設置し、
まずは安全を確保してから構造補強を進めていきます。
土台の腐食部分を取り除き、新しく桧の無垢材に交換しました。
新規土台も、既存のアンカーボルト(基礎と土台を繋げる金物)を
再度使用して基礎と緊結します。
そして、新旧の土台同士も、金物で繋ぎ、補強します。
その後、腐食している柱を1本ずつ交換していきます。
既存の梁を傷つけることなく、新しく入れる柱の加工を
現地で行い、設置しました。
腐食している柱・土台の交換が完了しました。
これでサポートが無くても、安全な状態になりました。
次回は、バルコニー作りをお届けしていきます。