2019.06.24
こんにちは。工事部の平です。
今回は、バルコニーの床下地を新たに造る前の
下準備についてお伝えします。
この建物のバルコニーの大きさは、100㎡くらいあります。
そのバルコニーの約半分は、鉄骨の上にスラブ(コンクリート造の厚い床)
があり、その上を防水処理がしてあります。
残りの半分は、木の下地組みの上に薄いコンクリートが
打たれてあり、さらにその上を防水処理がしてありました。
こちらのバルコニー工事では、鉄骨とコンクリートで出来ている方は、
構造の骨組みやスラブはそのままに、既存の防水を剥がし、
新しくするという方法をとります。
もう一方の木下地組み側は、勾配の取り方から変更していくので、
床組みに使用している木材もすべて撤去する計画です。
まずは、床下地もすべて撤去する、
木下地組みのバルコニーから取り掛かります。
バルコニーの床を撤去する前に、
1階部分が雨ざらしにならないように、
仮屋根を造りました。
大工さんが木材で骨組みを造り、10m角の大きな
ブルーシートで覆ってテントのようにします。
仮屋根で雨除けができるようになったので、既存の床を撤去していきます。
解体業者が防水シートを剥がし、薄く打たれているコンクリートを壊します。
その後、コンクリートの下にあったベニアやネダなどの木下地を撤去します。
木下地がなくなり、1階部分が上からでも良く見えるようになりました。
引き続き、むき出しになった既存の梁の上に
新しいバルコニーの下地組みを造っていきます。
次回は、新しいバルコニー造りをお届けしていきます。