2019.12.16
こんにちは。工事部の平です。
今回は、2階の造作が進みましたのでいくつかご紹介いたします。
まず、2階の洗面化粧台です。
2階の洗面台は、陶器、水栓、鏡が2つずつ並ぶデザインで、
ベースとなるカウンターを大工さんが造作しています。
陶器(洗面ボウル)が設置されるところには、
あらかじめ開口を開けています。
また事前に設置していた排水管や給水管の位置とも
しっかり合わせてレイアウトしてあります。
写真3
今後、クロスやタイルが貼られ、鏡や照明器具などが設置されます。
その様子もお伝えできればと思います。
次にご紹介するのは、寝室の腰高までの羽目板です。
実はこの羽目板は、元々この建物の壁に
取り付けてあったものを再利用しています。
通常、羽目板の再利用はとても難しく、
剥がすときに破損してしまうことが多かったり、
下準備に時間が掛かる為、容易にはできません。
今回は羽目板が釘のみで下地に留まっていた為状態が良く、
綺麗に剥がすことが出来ました。
その羽目板から釘を一本ずつ丁寧に抜いて、
剥がした板の中でもより状態の良いものを選んで張りました。
左右対称になっている壁面に張るので、
中心から左右に向けて張っていき、
両端の羽目板の幅が同じになるよう考慮しました。
アーチ状になっている開口の側面まで入り込むように張り、
上端に施工した見切りも「留め」と呼ばれる仕口で
木材の切り口が見えないようにしました。
腰壁の上部は、珪藻土で仕上げる予定です。
次回も引き続き、2階の造作工事の様子をお伝えします。