2020.01.20
こんにちは。工事部の平です。
今回は、内部の造作工事の様子をお伝えします。
その中で、2階の階段周りの造作手摺りをご紹介します。
スプルスという木材を使って、格子状に造りました。
この手摺りの途中には化粧柱があり、
その化粧柱をまたぐ形で格子を組んでいきます。
その為、造り方を工夫して、あらかじめ格子状に組んだものを
柱間に差し込み、その上に笠木を取り付ける方法を取りました。
格子の間隔は、組子と組子との距離を事前にミリ単位で調節して、
均等に見えるようにしました。とても綺麗に割りつけられたと思います。
また、大工さんが使っている道具に面白い名前のものが
あったので、紹介したいと思います。
名前は「半人前」と言います。
用途は、鴨居や笠木などの長い部材を取り付ける箇所に
あてがう時に“ちょっと持っててほしい”を叶えてくれるものです。
弟子などの「半人前」がする役目を担ってくれるので
このような名前になったのだそうです。
今回は、笠木の取り付けに「半人前」を使用しました。
階段周りの手摺りが完成して、2階の大工工事は完了しました。
今後、大工さんは1階の和室周りの造作工事を行う予定です。
外部は、引き続き外壁の塗装を進めています。
次回は、その様子をお伝えします。