2011.05.17
相模原市のYS様邸の改装工事が始まりました。
解体工事が始まり、2Fの天井などの解体が終わりました。
「2Fの小屋組みの様子」
2Fの天井が解体されたことにより、小屋組みが見えてきました。
屋根から雨漏りはしていないか?雨漏りしてた形跡はないか?
などを確認します。
「柱と梁の接合部」
柱と梁の接合部です。
築年数がある程度経っている場合、柱頭、柱脚、筋交いなどに
金物が付いていない場合があります。
(昔と今では、建築基準法が変わっているためです)
必要に応じて、構造、金物補強を施します。
(解体が完了したら、技術責任者と最終チェック、補強計画をたてます。)
「解体屋さんの掃除道具」
工事中は、こまめに清掃しながら、解体を進めていきます。
次回は1Fの解体工事になります。
2011.05.24
解体工事が順調に進んでおります。
心配していた土台の腐りは見られませんでした。
黒くなっている部分もありますが、
こちらは構造体ではないので問題なしでした。
「技術責任者の大坂による検査」
構造がどのように組まれているかチェックしています。
「設計による現場チェック」
設計、コーディネーター、監督の三者で現場の解体状況のチェックを行います。
解体して初めて分かる部分など、実際に現場にて確認をしていきます。
「百聞は一見にしかず」で、事務所で図面だけを見て、検討するのと、
実際に現場で検討するのでは、全然違い、よりよいチェック、確認が出来ます。
こちらのお宅は築30年の立派な住宅。
お施主様の思い入れのある部分や、
改装後にもアクセントとして利用できそうな材料は、
残しながら解体を進めていきます。
通常、このように部分的に残したりするのは、
難しいのですが、解体業者さんが見事にきれいに残してくれます。
次回は、内部の設備配管や、内部の配線工事などを行っていきます。
2011.05.31
前回の構造の検査結果を元に、新たな構造計画をたてていきます。
事前に頂いている図面と実際の現場では、
構造材のすじかいがあったり、なかったりというのはよくある事です。
(柱も同じです。)
そのため、実際の現場での状況を詳しく確認していくことが重要となります。
現場での新たな情報を元に構造計画をしていきます。
次回は、大工さんの工事がはじまります。
2011.06.07
いよいよ大工さんの工事が始まりました。
まず、始めに構造の補強を行います。
「構造補強の梁」
柱を抜いたところに、補強で構造の梁をあらたに追加していきます。
白いきれいな木が、新しく追加した梁、色が焼けて茶色くなっている木が、既存の梁です。
必要なところに金物で補強を加えていきます。
この梁補強ですが、解体後現場を確認しながら、慎重に補強の方法を検討していきます。
今回は、尺梁とよばれる高さが300mmある大きな梁で補強しました。)
「構造補強金物」
柱と梁、すじかいに必要に応じて、金物を取り付けていきます。
地味な作業ですが、建物にとっては、大切な仕事となります。
次回は、サッシの取付などを進めていきます。
2011.06.14
外の光を取り入れる大きな窓です。以前は、玄関となっていた場所です。
玄関を移動して、パソコンスペースとなります。
サッシの取り付けで、先に透湿防水紙をサッシ下端に施工します。
雨漏り対策です。
サッシ周りは一番雨漏りしやすい場所とも言えます。
そのため、十分に注意しながら施工していきます。
2011.06.21
引き続き、大工さんの工事中です。
現場では、構造補強、サッシの取り付け、床の下地等、
着々と工事が進んでおります。
築年数がたっている建物ですと、土台と基礎をつなぐアンカーボルトが
少ない場合が多いです。
必要に応じて、アンカーボルトを後施工(ケミカルアンカー)で追加します。
現場では、必要に応じて、設計、コーディネーターともに打ち合わせを行います。
図面上では表せない場所、解体して初めて分かる事などが、
たくさんありますので、現場での打ち合わせは非常に大切なものです。
私たちは、「現場定例」と呼び、
また逆に、事務所では「定例」というものを行っております。
「定例」「現場定例」を設計、コーディネーター、監督の三者で毎週おこないます。
契約までが、設計、コーディネーター。
工事が始まったら、監督。
ではなく、常に三者が担当の現場に関わり、間違いや行き違いをなくすとともに、
満足のいく質の高い空間を、施工させていただきます。
2011.06.28
2011.07.05
2011.07.12
天井組み工事が、始まりました。
屋根勾配に合わせて、天井の下地材(野縁)を組んでいきます。
寄せ棟という屋根形状(4方向の勾配を有する屋根面を持つ屋根形式)
なので、それに合わせて、天井の形を作っていきます。
よくある片流れの勾配天井と違い、形が複雑なので、
大工さんの頑張りがでるところです。
「天井下地」
「天井断熱材」
天井断熱材の施工状況です。
隙間なくつめていきます。
「天井ボード施工状況」
またまた、大工さんの頑張りが現れる天井ボードの施工。
きれいに施工されています。
続いて、電気配線工事が完了したので、位置、高さの確認をします。
最後にお客様に確認をしていただき、図面ではわかりずらい高さ関係や、
位置関係などをチェックしていただきます。
2011.07.19