2018.05.14
こんにちは、工事部の平です。
今回から、
茅ヶ崎市で木造2階建改装工事が始まりましたので、
その様子をお伝えして参ります。
中古で購入した戸建てを入居前にリノベーション。
主な工事内容は、
1階、2階の内装。
・フローリングの重ね張り
・クロス張り替え
・一部間仕切り撤去
・水回り(設備機器)の交換
・ウッドバルコニーとウッドデッキの設置
となります。
改装する前の建物の全景写真です。
まずは、養生を行っていきます。
建物の中で、そのまま残して利用する床や窓枠を
保護するため、養生シートを敷きます。
仮設トイレや保安ボックスを置いて、
解体着工の準備は完了です。
準備が整ったところで、いよいよ解体工事開始です。
リビングとダイニングを仕切っている壁から取り壊し始めます。
間仕切りの壁が撤去されると開放的になってきました。
ユニットバスもなくなり、
床下のコンクリートが見えてきました。
このコンクリートの上に新しい設備配管をしていきます。
次回は、解体完了の様子と設備配管工事についてお届けします。
2018.05.21
こんにちは。工事部の平です。
解体工事が完了しました。
廊下やリビング・ダイニングの建具の撤去
外部の開口部にはベニアを取り付け、
雨水や動物などの侵入を防いでいます。
また玄関ポーチには、人口芝を敷き、
建物内に汚れを持ち込まないようにしています。
前回、取り壊し中であった
キッチン・ダイニングの壁が綺麗になくなり、
中の柱と筋違いが現れています。
写真の斜めになっている木材が筋違いです。
筋違いは、幅90mm厚み45mmの木材や、
幅90mm、厚み30mmの木材を
使っていることが多いのです。
しかし、今回の現場は105mm(柱と同じ太さ)の
角材が入っている珍しいケースでした。
建てた時の建築の仕方が、105mmの角材を使った
設計をしているということです。
木造建築は、全体のバランスで強度を保っています。
今回の計画では、この柱や筋違いを
桧の化粧材に入れ替える予定です。
現在、保たれている建物のバランスを
崩さないように入れ替え、補強をしていきます。
補強工事の様子は、
大工工事の中でお伝えしていきます。
そして、解体完了後は、
設備配管工事を行っていきます。
ユニットバスや、洗面所に給水、
給湯配管を設置していきます。
新規で配管するところは、
あらかじめ解体工事で床に開口を開けて、
作業をし易くしています。
次回は、
大工着工や構造補強について、
お伝えしていきます。
2018.05.28
こんにちは。工事部の平です。
大工工事が始まりました。
まずは、構造補強から進めます。
今回の構造補強のメインは、二つあります。
・筋違い、柱を桧の化粧材に交換
・柱を撤去する箇所の梁補強
①の筋違いは、前回ご紹介の既存が105mmの角材を使用
していましたので、既存の状態に合わせて補強を進めます。
よく使われている筋違い(幅90mm、厚み45mm)は、
専用の金物を使用して固定していますが、
今回は筋違いを固定する方法として、
ボルトとスプリングワッシャーを採用しました。
ボルトの位置は、柱と筋違いで接している範囲で、
筋違いの幅が一番大きい位置に取り付けています。
筋違い・柱の交換が終わった写真です。
柱の柱頭、柱脚も、土台や梁に金物で固定をしていきます。
②の柱の撤去は、元々支えていた二階の重みに
耐えられるように、既存の梁下に状況に応じた
大きさの梁を入れて、補強をしていきます。
こちらも同様に金物でしっかり固定をします。
また玄関ドアが設置され、現場への出入りがし易くなりました。
玄関ドアが取り付けられると、
外観のイメージが変わりますね。
次回は、
天井の石膏ボード張りや床張りについて、
お伝えしていきます。
2018.06.04
こんにちは。工事部の平です。
天井の石膏ボード張りを行いました。
前回、構造補強でご紹介した柱・梁も、
天井の石膏ボードが張られると
雰囲気が変わったように思います。
また、一階の天井裏にも断熱材を充填しています。
天井と壁の接点にも断熱材を入れ、
天井裏の空気が壁内に入ってこないようにしています。
次は、桧のフローリングの重ね張りです。
一枚一枚、桧のフローリングを確認して、
節の量や全体のバランスを考えながら張り進めました。
床を張り終えると傷が付かないように
養生シートを敷いていきます。
既存の床に重ね張りを行う場合、
床の下地組みによって床張り方向が決まります。
(下地組みと直行方向になります)
通常、既存の床張り方向と同じ向きになることが多く
今回も同じ向きに張り進めます。
その為、ホールと、リビング・ダイニングの
床の張り方向が違います。
床を張り分ける位置は、新規で取り付けられる建具の
真下に来るようにしましたので、
仕上げ工事で建具が吊り込まれた時、
またお伝えします。
次回は、造作の建具枠と窓枠の取り付け、
壁の石膏ボード張りついて、お伝えしていきます。
2018.06.11
こんにちは。工事部の平です。
現地は、窓枠が取り付けられました。
リビング・ダイニングは、既存の窓枠を取り外し、
新しく無垢材を加工して取り付けています。
出窓の枠は、他の窓枠と施工方法が違い、
天板のカウンターを取り外さずに施工しています。
出窓のカウンターは無垢材で加工して作ることが難しい為、
今回は既存のカウンターを取り外さず、
タモの突板(厚み5.5mm)を重ね張りして、
正面から木の小口が見えないように大手を取り付けています。
無垢の窓枠になると、雰囲気が変わり、明るく感じますね。
また、既製品の建具枠とユニットバスの枠も
取り付けられました。
リビング・ダイニングは、窓枠にあわせて、
無垢材の造作建具枠を取り付けています。
枠を下地に固定をして、石膏ボードを張っていきます。
建具枠が出来上がると造作建具が吊り込まれることが、
より楽しみになりますね。
次回は、
木工事完了とクロス工事について
お伝えしていきます。
2018.06.18
こんにちは。工事部の平です。
現地は、キッチンが設置され、
廻縁・巾木の取り付けや、
既製品の建具吊込みも終わりました。
また、二階の一部屋を桧フローリングの重ね張りをし、
養生をしています。
一か月半掛かった大工工事も完了です。
大工さんありがとうございました。
そして、仕上げ工事に突入です。
まず、クロスの下地処理を行っていきます。
新規で石膏ボードを張っている箇所は、
石膏ボードのジョイントやビスなどの凹みを
パテで埋めて、平滑にしていきます。
クロスの張り替えを行う箇所は、
既存クロスの裏紙を残しつつ剥がしていきます。
枠の端部など、裏紙も一緒に剥がれてしまう部分も
あるのですが、裏紙が浮いてしまっている部分が
残らないように剥がさないと、
クロスが張り上がったときに浮いてきてしまうので
注意が必要です。
既存壁と、新規壁の取り合い箇所は、
裏紙の上からパテ処理を行い、
裏紙分の段差を目立たなくしています。
また、上記の裏紙が剥がれてしまったところも
同様にパテ処理を行っています。
クロスの下地処理は完了しました。
次回は、クロスを張った様子をお伝えします。
2018.06.25
こんにちは。工事部の平です。
現地は、クロスが張り終わりました。
クロスが張られると雰囲気が変わり、
明るくなったように感じますね。
また、3枚目は洗面所の写真ですが、
一部クロスが張っていないところがあります。
この部分には、タイルを貼っていきます。
クロスよりも石膏ボードの方が
タイルとの接着を強くする為、
クロスを張らずに石膏ボードを残しています。
そして、クロスが張り終わった後は、
家具工事を行います。
今回、洗面化粧台を家具工事で作っております。
洗面化粧台の仕様は、天板がタイル張り、
本体がシナランバー、前幕板がスプルス材です。
また、タイルと前幕板の高さが揃うように
タイルの厚み分下地になるシナランバーを下げています。
出来上がった洗面化粧台です。
壁と洗面化粧台の天板に
タイルが貼られることが楽しみです。
次回は、そのタイルを貼った様子をお伝えします。
2018.07.02
こんにちは。工事部の平です。
現地は、前回の現場レポートでご紹介した
洗面化粧台の天板と壁にタイルを貼りました。
天板は、白いタイルの大きさに合わせて寸法を調整している為、
切り物(半端な大きさタイル)が入らないようにしています。
また、背面と左側面の壁には、青のモザイクタイルを貼っています。
このタイルも大きさに合わせて、上部棚の高さを調整しています。
タイルが入ると洗面化粧台に色味が入り、
また違った印象になりましたね。
また、キッチンにもタイルを貼っていきます。
施工前の写真です。
今回はタイル施工面に出窓がある為、
その天板にもタイルを貼っています。
通常、出窓の天板は天板側のタイルを勝たせて(被せて)
貼ることが多いのですが、
今回は出窓の天板の手前側に内窓が取り付けられる為、
デザイン性を重視して、
正面側のタイルを勝たせて(被せて)貼っています。
また、正面のタイルに窓枠分の切り込みが入らないように、
タイルの厚み分(7mm)上げて窓枠を取り付けました。
キッチンのタイルが貼り終わった写真です。
タイルも貼り終わり、工事も終盤になってきました。
次回は、建具の吊込みについてお伝えします。
2018.07.09
こんにちは。工事部の平です。
現地は、リビングの入口二か所に木製建具の吊込みを行いました。
建具の框や鏡板はタモ材、ガラスは泡ガラスを使用しています。
以前、大工工事の中でご紹介したフローリングの
切り替えの写真と、簡単な図面です。
切り替えラインは、上の図のように建具(扉)が閉まったときに、
リビング側からもホール側からも、フローリングが切り替わって
いる状態が見えないようになっています。
実際に建具を吊込み、扉の中心に切り替えラインがきています。
また、ウッドデッキとウッドバルコニーができ、
外部も大きく変わりました。
ウッドバルコニーには、木材でパーゴラも施工しており、
より外観の印象に影響を与えているポイントになって
いると思います。
フェンスも同じ木材(イペ材)を使用している為、
統一感があり、今回の工事で交換している
玄関ドアの色味とも合っていますね。
次回は、いよいよ、養生を剥がし、完成の様子をお伝えします。
2018.07.16
こんにちは。工事部の平です。
設備機器や、照明器具などの取付けも終わり、
約3か月に及ぶリフォームが完了しました。
リフォームする前は、
間仕切り壁で仕切られていたリビングとダイニングも、
壁がなくなり、桧のフローリングが張り伸びています。
通常よりもサイズが大きい105mm角の筋交いも
部屋の雰囲気の馴染んでいるように感じます。
洗面化粧台は、洗面ボウルが取り付けられました。
二階も床の重ね貼りとクロスの貼り替えで明るくなりました。
外部は、前回でもご紹介しましたが、
ウッドデッキとウッドバルニーの設置を行いました。
外部にはおしゃれな水栓が取り付けられています。
SS様
打合や現場案内など、何度も現地に足を運んで頂き、
ありがとうございました。
お陰様で工事が完了し、お引渡しすることが出来ました。
いよいよ。ご入居になられることになりますが、
何かありましたら、すぐにお伺いしますので、
お気軽にお声掛けください。
今後とも末永いお付き合いの程、宜しくお願いします。