fbpx

新築・注文住宅・リフォーム・リノベーションは

湘南・神奈川・横浜の優建築工房

新築・リフォームは湘南・神奈川・横浜の優建築工房 優しい暮らし

スタッフブログ

大坂 崇徳 2020.05.18

新規協力業者の開拓 ~優建築工房の環境への取り組み~

ゴールデンウィークが明けてからとても暖かくなり、

日中は初夏を思わせる陽気の日も増えてきましたね。

先日は、現場で作業する協力業者の職人さんに、

暑さ対策や水分補給の話をしてきました。

急激な気温の変化に身体がついていくのも大変なこの頃ですが、

皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

今週は、花粉症がやっと治まったので、新型コロナ禍も終息して

早くマスクをしなくてもよい日常が戻ることを願っている

大坂が書かせていただきます。

 

この1週間では、解体完了検査が1件、外装完了検査が1件、

木工事完了検査が2件ありました。

また、新築工事の着工前の地鎮祭(それも珍しい仏式の地鎮式)にも

参列させていただきました。

 

 

さて、突然ですが、皆様は『3R』という言葉を聞いたことがありますか?

 

これは、資源の再利用や廃棄物の削減など、

環境への取組み等を論ずる時によく言われる、

3つのRで始まる言葉を差したものです。

・Reduce(リデュース)

・Reuse(リユース)

・Recycle(リサイクル)

の3つで、私たちの携わる建築、

特にReform(リフォーム)やRenovation(リノベーション)の

計画や実際の工事では、とても大切な考え方を示したものです。

 

Reduce(リデュース)とは、そもそも製品を造る時に使う

資源や発生する廃棄物を少なくすることです。

そして、製品を使っている過程で必要となる資源や

廃棄物を減らすための長寿命化への取組みなども、

このリデュースに含まれます。

 

Reuse(リユース)とは、使用した製品を、

廃棄せずに再度繰り返し使用することです。

もったいないから捨てないでまた使おう、

という日本古来からある考え方ですね。

 

Recycle(リサイクル)とは、廃棄物をそのまま捨てずに、

新しい製品の原材料やエネルギー源として有効利用することです。

3つの言葉の中でも皆様に一番馴染みのある言葉でしょうか。

家庭から出るごみも、資源ごみとして分別回収しているのがこの考え方ですね。

 

私たちが取り組んでいるリフォーム、

リノベーションでの環境配慮型設計に置き換えると、

 

〇リデュース

・現場で出る廃棄物を極力減らす設計(規定寸法の資材を無駄無く使い切る省資源設計)

・生活の中で余計なエネルギーを消費しないためのデザイン(自然エネルギー設計)や、

住宅の高性能化(断熱改修工事や高効率機器の採用等の省エネルギー設計)

 

〇リユース

・既存の家を再利用するために工事をするリフォーム、リノベーションは、

まさにこの考えの延長線上にあります。

・家全体でなくても、使える構造材を再利用したり、家具や建具、床材や天井材なども

再利用することが多いですが、これらもこのリユースですね。

 

〇リサイクル

・解体材や工事の時に出る施工廃材を分別して、なるべく再資源化する。

・新規で採用する資材もリサイクルしやすい資材を選ぶ。(自然素材の積極利用等)

・新規で採用する資材にリサイクル品を採用する。(古紙をリサイクルした断熱材等)

 

など、とても関連が深いことがわかります。

 

この中で、特にリサイクルに関連した協力業者さんと

新たに提携するために、先日現地確認をしてきましたので、

少しご紹介したいと思います。

 

優建築工房では、これまでも解体材や施工廃材の中の木材については、

大手製紙業者の資源としてリサイクルしている処理業者と提携して、

処理をお願いしてきました。

 

しかし、製紙用のリサイクルに適した木材廃棄物以外も、

実際の現場では発生していました。

特に、解体時や剪定時に出る植木などの生木は

リサイクルできていませんでした。

 

この新しい協力業者さんは、生木なども含め、

木材廃棄物全てをバイオマス燃料としてリサイクル

することが出来る産業廃棄物処理業者です。

 

 

 

この破砕機は、1日で465tもの木材廃棄物を処理する能力があるそうです。

 

 

現地には、解体材らしき木材が沢山保管されています。

処理後の木材チップは発酵して熱を持っているようです。

 

 

伐ったばかりでまだ葉が緑色の生木も搬入されていました。

 

 

それらもちゃんと処理されて、バイオマス燃料になるそうです。

 

 

処理されて、木材チップとなったものも、

元が建築廃材なのか、生木なのかで色味等が

異なっているのが興味深かったです。

 

 

この業者さんは、成田空港の植樹から出た

生木の廃材も全て受け入れているそうです。

 

それに比べたら、

私共で出る木材廃棄物などはごく少ないものですが、

少しでも資源を有効活用できるように、

これからも協力業者の開拓や採用資材の選定、

設計手法の改善等に努めていきたいと考えています。

CATEGORY

カテゴリー

PAST BLOG

旧ブログはこちら

ARCHIVE

アーカイブ
優建築工房の季刊誌
page top

page top

page top