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スタッフブログ

設計 2010.03.23

息子よ

こんにちは。コーディネーター課の安藤です。
桜の開花もあと一歩。今日は鶯が鳴いているのが聞こえてきました。

それにしてもこの連休の嵐はものすごかったですね。
皆さん被害はなかったですか?
私はその嵐の中、先日卒業式を終えたばかりの小学6年生の息子の
最後のサッカー試合の応援に行ってきました。
6年間は本当にあっという間ですね。
私がこの会社に来たときにはまだ保育園児だったのに、
もうこの4月で中学生です(焦)
本当にたくさんの方々に支えられ、
見事に無欠席で無事小学校を卒業することができました。
家族、地域の方々、会社の仲間たち、それからたくさん子育ての応援や
アドヴァイスをくださったお客様、本当にありがとうございました。

この6年間、子供も学校や家でたくさんのことを学び経験をしてきたと思いますが、
母である私も子供からたくさんのことを学び経験させてもらった気がします。
たとえば・・・
・ 脱いだものは脱ぎっぱなし・使ったものは使いっぱなし
・食べたものは食べっぱなし
(スミマセン、躾の問題ですね)
でも、まだまだあります。
・ 一人で暗がりに行かれない・一人で勉強なんてまずしない
・ましてや自分の部屋に行って勉強なんて無理・一人で寝るのは無理
・友達とはなぜかいつもくっついて遊んでいる・ 遊びの天才であり散らかしの天才
などなど、まだまだ挙げたらきりがありません。

先日も同級生の母たちと、
『なんで、玄関が子供たちのものでいっぱいになるの?!』
『なんで何日も前の宿題がでてくるの?!』
『なんで汚い格好でいつまでもいるんだろう?!』とか、
男の子の母ならではの共通の悩みで愚痴大会でした。

そんな日々の生活が私の家づくりの考えにも時々影響を与えます。
子育て世代には、最近は特に家族のコミュニケーション重視なので、
リビングやキッチンが中心でいろいろ間取りを考えます。
特にリビングと子供室の位置関係、子供の散らかりやすいものの収納には、
特に気を配ります。

たとえば、この写真は、リビングの収納です。
TV台の両サイドに引き戸があり、左がコートやかばんの収納、
右が本や雑多なものの収納です。
こうしてリビングに大きな収納がとれると、
子供が小さいときはランドセルや勉強道具などのスペースとしても使え、
親が部屋に行かなくてもご飯の支度をしながら片付けの面倒を見てあげられます。


この写真はリビングと畳コーナーを一直線でつないだ
リビングボード兼PCカウンターです。
右側は家族分の数の引出しがあり、
家族がリビングで使うものがそれぞれ入っています。
ちょうど良く腰掛けられる高さなので、
ベンチとしても使えるように計画しました。
畳コーナー側は畳コーナーから足を下ろして使えるカウンターにしています。
その奥には本棚もあります。
長いカウンターなので、
パソコンだけでなく書き物などができるスペースも残されます。

学校から帰ってきて、
学校であった出来事を話したくて仕方ない子供たち、、、。
聞いてあげたいけど忙しい母たち、
わざわざ子供にくっついて歩くわけにもいきません。
リビングやキッチンの近くに子供部屋があったらベストですが、なかなかそうもいきません。
だから子供が小さいうちはリビングに子供専用収納場所を設けることもご提案します。
学校から帰ってきたら、
ランドセルや持ち帰った宿題をお母さんと今日の出来事を話しながら定位置に置く。
勢いよく帰ってきた子供がランドセルを床の上に放り投げ、
あっという間に足の踏み場がなくなり、しまいには『片つけなさーーーーいっ(怒)』
なんてことにもならなくてすむかもしれません(実体験です、スミマセン(笑))


この写真は、うちの息子と同い年の双子の男の子がいる家庭です。
構造上、抜けない柱を逆手にとり、
その柱で囲まれる範囲を一段上がった畳スペースにしました。
ここは主に兄弟専用のスペース!
下には大きな引出しを設け、
それぞれの学校の教科書や道具が入るようにしました。
勢いよく帰ってくる元気いっぱいのお年頃、、、
うちの息子だったらランドセルは畳の上に放り投げるかもしれませんが、
専用のスペースなら、床に散らかさない限り、それもOKかもしれませんね。
ここの畳コーナーでお友達7人くらいがぎゅうぎゅうにくっつき合って
ゲームをしていたらしいです(笑)


この写真はLOFTを使った子供専用の基地!
こうして子供の思い思いにできる場所は
子供の創造力を育てる絶好のスペースです。
このLOFTは子供室からもリビングからもアクセスできるので、
子供にとっても親にとっても安心感があります。


この写真は、子供が帰ってきたことが奥にあるキッチンにいても見える、
名付けて『こんにちは窓』です。
今までは壁だったところにこうして室内窓を設けるだけで、
採光や採風がとれつつ、家族の気配を感じることができます。

子供の成長に合わせ、柔軟に変化できる家。
子供の健康と安全を最優先に、
子育てに優しい家。
子育て世代のお客様には
同じ母としてこれからも一緒に一生懸命考えて行きたいです。

まだまだご紹介したい事例があるので、
またの機会にご紹介させていただきます。

それにしても、息子よ、君からたくさんの教訓をもらった気がします。
あまりにダメな所ばかり書いてしまったので、子供がぐれてしまったらイケマセン。
そんな息子の卒業文集にこんなことがかいてありました。
『将来の夢・・・お母さんと同じように家を設計したり、家をつくる仕事をしたい』と。
息子よ、泣けてくるではありませんか!
そんな息子に恥じぬよう、
みんなが笑顔になれる家づくりを私はがんばってしていきたいと、
改めて思わせてくれました。

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