友坂 俊行 2021.05.10
先日、相模原のフルリノベーション物件をお引渡ししました。
ちょうど一年前に初めてお会いさせて頂き、
築年数がありながらも大事にお過ごしされている感じを受けました。
初期の打合せの中で、古き良き思い出をこれからも大切にしたい、
親が残してくれた住まいに新しい息吹を与えたい。
そんなお客様の言葉にすごく頷いていたことを思い起させます。
道路から直接見えず、一歩入った建物の向こうに伸びる庭。
近所からの視線を感じさせない良い空間。
これからも丁寧に手を入れるであろう草花を、
どの位置からも感じながら過ごされたいのだと思いました。
住まいの計画は「眺め良い位置をいつも居る場所に」をテーマにして。
そして工事の開始。
約40年近く守ってくれた瓦を一枚ずつ取り除きます。
役目を終えた姿に哀愁を感じざるを得ません。
この筋交いは何回の地震を耐え抜いたのだろうか。
変色や汚れや染み。
守り抜いた木組みは愛おしさをも感じます。
そして完成した姿はこちら。
明るさは、備わっていた環境を活かした結果。
無垢材に囲まれたしっとりとした空間が出来上がりました。
今後色づいてくる素材は、お子さんの成長と呼応しながら
4,5年後になじみ深い風合いとなります。
将来お尋ねするのも楽しみです。
そして去年に続き…コロナ禍のGW。
出掛けられるはずの無い、家での過ごし方を
再び考えさせられました。
皆様はどのようにお過ごしされましたでしょうか?
この新緑の時期はとても爽やかで、柔らかな陽気。
蚊もいないためBBQにはもってこいの季節です。
我が家はお昼からウッドデッキに卓上コンロを出し、
夜冷え込んでもブランケットを持ち出して佇む2日間。
はい!しっかりと不摂生を致しました。。
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