fbpx

新築・注文住宅・リフォーム・リノベーションは

湘南・神奈川・横浜の優建築工房

新築・リフォームは湘南・神奈川・横浜の優建築工房 優しい暮らし

スタッフブログ

平野 聡史 2021.10.11

町田市マンションフルリノベーション

こんにちは、設計の平野です。

10月半ばにさしかかりましたが、

日中はまだ夏か!?

という暖かい陽気ですね。

 

先日いただいた休み中に

少しだけ足をのばして日帰りで

貸切り温泉施設にいってきました。

 

 

眺めがよくて癒されました。

 

さて今回は、

先日お引き渡しが済んだ、

町田市のマンションフルリノベーション

のお話をさせていただこうと思います。

 

築年数約20年。

新築時にご購入された住まいです。

キッチンの設備機器が

壊れたことがきっかけで

リフォームを検討されはじめ、

成長されたお子様や、

これからの家族の暮らし方を

考えた末、

水周り設備の一新を含め

全体を再構築するフルリノベーション

をご選択されました。

 

約半年弱の打合せ期間中には、

現状の住まいでのご家族の動き・習慣、

不満点、これからはこうしたい!

という住まい方、

収納の割り振り(何をどこに置くか)、

お子さまが独立された後のお部屋の使い方、

設備・造作・素材…

どこにお金をかけていくべきか?

・・・等々、ざっくばらんに

たくさんお話合いさせていただき

計画をまとめ、約5か月に渡る

工事期間を経て、無事完成しました。

 

改装前の玄関まわりは、

コンパクトなスペースに

造り付けの下足入れ。

そこからLDKまで廊下になっていて

両側に個室が二部屋ある・・・

という一般的なマンションの間取り。

 

玄関ビフォー

 

廊下ビフォー

 

ファーストプランでは、

玄関まわりの収納を充実させるため、

個室の大きさを少し削って

土間の部分を拡げ、

シューズクローク設けるプランに。

 

1st プラン玄関

 

その後、

お打合せを重ねるなかで、

土間スペースを

ただの収納スペースではなく、

隣の個室を取り込んで広い

フリースペースとして

使えるように出来ないか?

ということになりました。

 

採用玄関

 

建具を間仕切り代わりにL字に設け、

当面は個室として使いますが、

建具を開けきれば

土間スペースとつながった

フリースぺースになります。

 

近い将来お子さまが独立される

ことを想定した空間の使い方です。

 

土間まわりをさらに拡げたことで

個室として使うスペースが

狭くなったので、当面お部屋として

お使いになるお子さまは不満を

漏らしていたとかいないとか(笑)

 

お好みのクロスとデザインの造作

建具にさせていただいたことで、

ご満足いただけていたら嬉しいです。

 

 

天井に張ったヘム(栂)の無垢板により

木視率を高め、

落ち着いた雰囲気になりました。

 

 

 

ホールには手洗いコーナーを設えました。

 

 

ウィズコロナ時代となった現代に

大変需要の高いコーナーです。

ミラーは奥様が大切にされてきた

ドレッサーの鏡を使っています。

 

トイレは消臭効果もある

珪藻土+お手入れのしやすさを

考慮しシナの腰板に。

 

 

施主さまセレクトのペンダント

ライトが良い雰囲気です。

 

ホールの奥はLDKです。

 

まず改装前。

 

 

 

マンションの1階のため、

しっかりとお庭があり、

大きな開口部から緑が見え、

とても気持ちが良い

リビングダイニング。

 

LDに面して、和室があるのも

マンションでよくある間取り。

 

 

既存のキッチンは壁付けで、

ダイニング側に食器棚と家電収納を

兼ねたカウンターがありました。

 

 

冷蔵庫が最も奥まった位置になるため、

キッチンで作業をされている人がいる時に

ちょっと飲み物を…というのに

アクセスしづらいレイアウトでした。

 

では、改装後。

 

窓辺の気持ち良さは大事にしながら、

より落ち着いた空間にするべく、

開口部には障子を採用しました。

 

 

 

LDに面した和室は、床を300上げて

小上がりタタミスペースに。

 

 

 

寝室としての利用を想定しているため、

建具を閉めれば個室となります。

布団を敷いたときに足元にゆとりが

できるように押入れは「吊り」に。

板の間は、表情豊かなオークの

スプーンカットの無垢床です。

 

 

キッチンのレイアウトは

いくつかのパターンを考え、

配管の切り回しなど

技術的な解決も含めて

かなり悩んだ末、

コンロは壁付けで

シンクはダイニング側の

2列型が採用されました。

 

造作の家電・食器収納も含め、

日々の暮らしのなかで

無意識的に行われる家電への動き

(電子レンジ、炊飯器、冷蔵庫を使う)

がストレスなくできることを

意識したレイアウトになっています。

 

前述した「配管の切り回し」は、

マンションリノベでは

大変重要なポイントです。

 

特に排水管のルートの把握は、

キッチンのレイアウト変更を

検討する中で

必須の確認項目でしたので、

事前にマンションの竣工図面を

確認した上で、床の一部を

開口して既存の配管ルートを

確認しました。

 

↓床下の写真です。

グレーの排水管が、キッチンにつながっている配管。

 

ここから新しくキッチンを

据える位置までの距離と、

水勾配を計算して

高さが床下の中で配管が納まるか…

というのを検証します。

 

 

 

この事前検討の段階では、

床をフラットで納めるのは

ギリギリ厳しいかも…ということで、

キッチン部分の床を上げる(段差をつける)

可能性があることも覚悟し、

ご説明の上同意いただいていましたが、

実際の配管でなんとか

床下で納めることができました。

 

工事中の様子です↓

 

 

 

さて、改装後に戻ります。

 

キッチンから洗面脱衣所

~ウォークスルークローゼット

~個室と

行き止まりなく回遊できる

動線があるのも、この物件の特徴です。

風通しも良いです。

 

 

洗面化粧台は人工大理石の天板

+ボウルとシナ材で造作。

 

 

おおきなミラー収納は既存のものに

間接照明を仕込んで再利用しました。

白いタイルも合わせて清潔感のある

仕上がりになったと思います。

 

・・・という感じで、

ぐるりと一周させていただきました。

 

こちらの住まいの完成時の様子は、

優建築工房インスタグラムの動画にて

解説入りでご紹介させていただきます。

第一部は既にアップされていますので、

良かったらチェックしてみて下さい。

 

このブログでは、

動画でご紹介出来なかった

改装前の様子も交えつつ

ご紹介させていただきましたので、

併せてご覧いただくと、

よりお楽しみいただけるかと思います。

 

 

T様、

この度はご協力いただき

誠にありがとうございました。

この場を借りて感謝申し上げます。

改めて暮らしぶりを

お聞かせいただくことを

楽しみにしております!

CATEGORY

カテゴリー

PAST BLOG

旧ブログはこちら

ARCHIVE

アーカイブ
優建築工房の季刊誌
page top

page top

page top