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スタッフブログ

日々の暮らし 2022.05.30

初夏のBBQ ~川崎の住まい~

こんにちは、設計の平野です。

新緑がまぶしい季節になりました。

少しさかのぼって

4月初旬のことですが、

もう何年も花がついていなかった

我が家のミツバツツジに

花が咲いていました。

 

 

見つけた時は

テンション上がりましたね!

花が咲くって嬉しい。

 

初夏になり、アプローチも

にぎやかになりました。

事務の中村さんから譲り受けた

子たちも交じっています^^

 

 

今年のGWは、

久しぶりに人を招いて

自宅でBBQをやりました。

以前からやってみたかった

鶏の丸焼き「ビア缶チキン」に

初挑戦してみました。

丸鶏は近所の業務スーパーで

中抜きされた冷凍品を、

冷蔵庫で2日くらいかけて解凍。

 

全身にオリーブオイルを塗りたくり、

スパイスをたっぷりふりかけて、

半分くらい入ったビール缶に

ぶっさして鎮座させます。

炭火のグリルに乗せ、

バケツで型をとった

アルミホイルで蓋をし、

じっくり1時間ほどかけて

火を通していきます。

 

しばらくすると

ビールが沸騰してグツグツ、、

そのビールの蒸気により

中までやわらかく火が通ります。

ジュージュー~、

といい音がしてきたので、

まだ少し早いとは思いつつも

我慢できず、

蓋を開けてみました。

 

 

おお~、いい感じ!!

これはテンション上がりました。

参加メンバーからも歓声が上がる…

その後もう少し表面がパリッと

するまで火を通し、

部位ごとにさばいて、

残らずおいしくいただきました。

BBQのメインイベントとして、

是非お試しを。

 

さて、3月~5月にかけては、

携わらせていただいた

新築・リノベーション物件が数件、

完成・お引き渡しを迎えました。

 

その中で今回は、川崎の新築物件を

ご紹介させていただきます。

 

計画地は開発により

7区画ほどの分譲地の一画。

110㎡ほどの敷地面積だが、

西側隣地が4Mほど下がっており、

その高低差を土留めする擁壁部分も

敷地面積に含まれているため、

実質家が建てられる面積としては

100㎡弱の、少し変形した敷地です。

 

施主さまは30代前半のご夫婦。

共働きで、それぞれ車通勤されるため、

車2台が出入りできる駐車スペースが

第一の必須条件。

 

とても聡明なお二人で、

ご自身たちの暮らし方、

生活動線・習慣、

それに必要な収納、必要なスペース、

好きなこと、嫌なこと、

が大変よく整理されており、

それらを盛り込んだ

「間取りのイメージ図」も

ご自身で描かれていました。

 

その間取り図は、

敷地内の家が建てられる範囲に

納まっていなかったけれど、

図の中に書かれたコメントで、

その必要な根拠が書かれていたり、

好きなイメージのスクラップ写真

などもあり、設計の手がかりを

得るには十分すぎるほどの

情報が揃えられていました。

 

ご要望としては、

前出の必須条件である、

車2台(それぞれ出入り可能な配置で)。

ご職業柄、本が多いので

本棚と夫婦それぞれの書斎。

1階LDKと畳の間。

キッチン近くにパントリー。

2階に水回り(浴室・洗面脱衣+トイレ)。

物干しスペース(共働きなので基本部屋干し)。

朝日が差し込みにくい寝室。

近くにクローゼット。

予備室・・・と、

求められている要素は少なくなく、

敷地条件は非常に厳しい・・・

 

私たちのやるべきことは、

その求められる要素の奥にある

根拠を見失わず、

動線・スペースを無理なく無駄なく

組み立てて敷地内に納めることでした。

思案した結果、これしかない!!

と言えるプランに辿り着くことが

出来たと思っています。

 

 

外観は、足場が取れたばかりの

まだ玄関が仮玄関戸の頃の写真です。

お引渡し間近には、分譲地内の

他区画の工事がドカドカと

始まりだしたため、

なかなか外観の写真が撮れて

いませんでした。

外構が終わったら改めて。

 

プランしていく上で、

車2台のうち1台分は、

1階部分にビルトインするしかない!

という結論に至りました。

もう1台分は写真のガードフェンスが

ある部分が駐車スペースになります。

 

玄関ドアがついている壁は、

動線とスペースを確保するために

ナナメにしました。

玄関まわりの外壁には、

防火構造を満たす

ウェスタンレッドシダーを張り、

その他全体はネイビーの

ガルバリウムサイディング。

 

玄関を開けたところ。

 

 

前出のナナメは、

デザインの為ではなく、

無理ない動線を確保するための

苦肉の策でしたが、結果的に

正解だったと思っています。

寸法的にはギリギリの玄関でしたが、

ナナメに入っていくことで

狭さを感じませんでした。

玄関を入ってすぐに、

手洗い場を設けています。

手すりになるタモの丸棒と格子で

少し目隠ししつつ、雰囲気出しを。

 

その先のホール。

 

 

左手前にコート掛けのパイプ。

その奥には造作の下足入れ収納。

その向かい側がトイレです。

ここもスペースは最小限のため、

狭く感じさせない工夫をしました。

下足入れの高さ、

奥の壁をガラスにしたこと・・・

LDK入口の造作建具は縁が透明に

なっている「中ケシガラス」にし、

閉まっていても少しだけ視線が抜けます。

 

 

右側はトイレです。

 

 

絵画がお好きな奥様のご希望で、

ゴッホの壁紙(輸入品)を貼った

トイレ。

 

引き戸を開けるとLDKです。

 

 

 

コンパクトなスペースのLDKでは、

壁付けのキッチン+アイランドカウンター

が有効です。

アイランドカウンターと、

一本足のテーブル、

右手前のレンジ・炊飯器置き場は

オリジナルの造作家具です。

キッチンはクリナップ。

シンプルにホワイトにして

正解だったと思います。

正面のロールスクリーンは

一帖のパントリーの入口。

キッチン脇に一帖でも

収納があると大変便利です。

 

リビング奥には

2畳+吊押入れ/板の間と、

出窓があるタタミスペース。

 

 

おふたりともお酒が好きで、

おうち飲みで酔っぱらったら

すぐにゴロンと横になれる

タタミスペースを!笑、

という要望にお応えした場所です。

吊押入れと、出窓にすることで

2畳という数字以上の広がりを持たせ、

かつ落ち着ける空間になったと

思っています。

 

LDKから玄関を見る

 

 

タタミから見たTV側

 

掃き出し窓の外にはウッドデッキと

目隠しのウッドフェンス・植栽スペース

をこれから外構でつくっていきます。

 

キッチン側を見る

 

アイランドカウンターは

奥行きがあるので、

キッチン側はゴミ箱スペースと

引出し・可動棚。

リビング側は戸が付いた食器収納

と両面から使えるつくりになっています。

 

続いて2階へ。

 

2階は浴室・洗面脱衣、

洗濯場、主寝室、

夫婦それぞれの書斎、予備室

の構成になっています。

 

 

 

ホールは手すり兼本棚と、

室内干しスペース。

南側の窓から日射が入り、

良く乾きそうです。

 

 

ガス乾燥機も完備された

洗濯スペース。

洗う! → 干す!!が

最短距離でできます。

写真左が主寝室の入口で、

その奥がクローゼット。

乾いたら、しまう!!も最短。

 

洗濯場の右が洗面脱衣所。

 

洗面脱衣所&トイレ

 

洗面脱衣所にトイレも組み込んだパターン。

トイレを使用していない入浴時等には

物が置いておけるよう、トイレ上に

フラップ式のカウンターをご提案しました。

 

トイレ使用時

 

 

朝日を浴びて目覚めたくない!

ということで、

西側にレイアウトした主寝室。

 

 

窓は通風確保に必要なサイズを控えめに。

 

寝室に隣接したWIC。

 

 

 

書斎1

 

デスクと本棚を造り付けた書斎1。

障子が付いた小窓の向こうは

階段の吹き抜け。

 

書斎2

 

お手持ちのデスクとラックを置くため、

シンプルな空間の書斎2。

 

以上がこの住まいのほぼ全容です。

 

限られたスペースの中で、

情緒感も大切にしながら

必要な機能を満たす、

一切の無駄も許されない設計でしたが、

全体的に窮屈さを感じない

空間にできたと感じています。

 

迎えたお引き渡しの日、

ひと通りの使用説明と

鍵のお渡しをさせていただき、

最後には担当者それぞれに

素敵なお手紙と手土産まで

いただいてしまいました。

 

イチローズモルト

 

なんと私には、

以前から気になっていた

国産ウイスキー「イチローズモルト」

をご用意して下さいました。

 

早速その日の晩、自宅に帰り

ハイボールにしていただきました。

その味は、

口当たりがスムースで優しく、

ほのかにフルーティーな甘みと

森の中のような爽やかさがありつつ

奥にはしっかりとした芯を感じる。

まさに施主さまふたりの

お人柄そのもののように感じられ、

とても温かな気持ちに

させていただきました。

 

本当に美味しく飲みやすいので、

その日撮った住まいの写真を眺めながら、

ついつい飲みすぎてしまいました(笑

 

まだ外構の工事が引き続きありますし、

住まいの真価が問われるのは

お住まいになられてから。

おふたりの暮らしに無理なく

フィットしてくれることを

切に願います。

 

お住まいになられてからのご感想を

お聞きすることを楽しみにしております。

F様、この場を借りて心より感謝申し上げます。

 

平野

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