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スタッフブログ

日々の暮らし 2022.10.24

木の魅力

こんにちは、設計の平野です。

一年の内で一番好きな

「夏の終わり」が終わってしまい、

少し寂しい気持ちで

秋の深まりを迎えようとしています。

 

そんな夏の終わりにいただいた

休暇を利用し、群馬の四万(しま)温泉

に行ってきました。

 

久しぶりの家族旅行。

ワイルドに流れる四万川沿いに建つ

旅館に宿泊してきました。

 

旅先の部屋からの緑

 

早朝(朝風呂前に撮りました)の

凛とした空気感と野生の緑が美しい・・・

 

さて、

肌寒くなると特に、

木の温もりが愛おしく感じます。

 

自宅のキッチン前カウンターは、

ちょっと奮発して

アメリカンチェリーの無垢板

(2枚ハギ)を採用しました。

 

住み始めてもう7年が経ちますが、

その手触りがスベスベと滑らかで

気持ちが良く、

思わず顔をペタッとくっつけながら

手でスリスリしてしまうほど。

家族からは「何してんの・・・?!」

と白い目で見られますが・・・

 

やはり木という素材が好きです。

表情があり、

使い込むほどに味わいを増し、

手に(足に)馴染んでいく。

 

また、異なる素材と隣り合うことで

お互いの良さが引き立つところも

木の魅力だと思います。

 

木にもたくさんの種類があり

特性も様々なので、

適材適所や住まい手の好みにより

樹種を使い分けます。

 

外壁や軒裏には軽くて腐りにくい

(木材腐朽菌への抗菌物質を持っている)

ウエスタンレッドシダー(以下、WRC)。

色味に少し幅があり表情が豊かです。

 

ガルバリウムサイディングとWRC

 

シャープなガルバリウム・サイディング

の中に映える。

 

そとん壁とWRC

 

ワイルドな土壁感のある「そとん壁」

との組み合わせも良いです。

 

ウッドデッキやウッドフェンス、

門柱などの外構造作には、

硬く重い、耐久性抜群の

イペを使います。

 

上の写真の門柱は、

イペの柱の間に3センチ角の

イペを隙間なく縦に張り、

和を感じる外観に馴染むような

デザインにしました。

 

濃い色味の「そとん壁」は、

手前の植木が枝を延ばした頃には

緑の葉が映える、

良い背景になってくれるはず。

 

次にWRCを室内天井に採用した例。

 

OTOKOMAE SCL

 

マンションのリノベでつくった

OTOKOMAE SCL(男前シューズクローク)。

靴だけでなく自転車を立てかけたり、

男の隠れ家的なSCLは、

茶と青、

鉄板の間違いない組み合わせ。

イタリアの伊達男的に言うと

アズーロ・エ・マローネ(空色と栗色)。

OTOKOMAE!

 

モルタルと木の組み合わせも良いです。

 

モルタルと木

 

土間はモルタル金鏝仕上げ、

壁は「モールテックス」という

ベルギー発のモルタル調の仕上げ材。

セメントに特殊な樹脂を混ぜて

強度を出し、

仕上げにコーティングを施すことで

ある程度の耐水性があります。

(それでも染みやクラックは

ゼロではないと思います)

奥の小窓や造作建具の木との

対比が楽しいですね。

 

同じ物件の階段まわりです。

 

階段の壁

 

内装にはログハウス的に

木をたくさん使いたい、

というご要望を受け、

パインの無垢板をふんだんに

使いました。

 

パインの羽目板と珪藻土の壁、

その間に設けた、縦スリット窓が

良い仕事をしてくれていて、

窓からの明かりが柔らかく

珪藻土の壁を照らし、

良い表情をしています。

側面のパインの粗野な質感が、

よりその良さを

引き立てているように感じました。

 

忙しい毎日の暮らしの中で、

ふとした時に

「あぁ、何かいいなあ」と

思ってもらえたら、

豊かな暮らしの風景のささやかな

1ページになってくれたら、

嬉しいです。

 

 

トイレは壁・天井も

全てパインでまとめました。

(床だけ桧です)

木視率100%。

 

水はねを考慮して、

艶を抑えたウレタン塗装が

施してあります。

時には身も心も木に包まれるのも

良いもの。

(長時間は逆に疲れてしまう)

 

上に階段がある関係で

天井高さが低めになっていますが、

それも相まって

とても落ち着くトイレ空間に

なりました。

 

やはり木は魅力的です。

 

ちなみにホームページでも

ご紹介している「ぼくらのいえ」は、

「木・暮・楽の家」という

裏テーマがあります。

 

木のある暮らしを楽しんでもらいたい。

 

そんな想いが込められています。

完全に当て字ですが(笑)

 

現在、

大磯町の期間限定モデルハウス

11月20日(日)までご覧いただけます。

完全予約制ですので、

予めご連絡いただき、

その気持ち良さを体験してみて下さい。

 

最後に余談ですが、

冒頭に書いた家族旅行。

中2になった長女の体育祭が、

雨天により2日続けての順延で、

旅行当日の決行となってしまいました。

長女が帰宅した14時頃から

車で群馬に向かい、到着したのは

17時過ぎというバタバタぶり。

 

周辺の散策はほとんど

できませんでしたが、

ゆっくりと温泉に浸かって

癒されました。

 

旅先の部屋から緑

 

また部屋からの緑の写真(笑)。

こちらは朝食後に撮ったもの。

早朝とはまた違った表情を

見せてくれています。

 

近くには、日本最古の湯宿建築と

言われる老舗の「積善館」がありました。

「千と千尋の神隠し」のモデルに

なったとも言われていますね。

今回は予算の都合で宿泊は断念。

 

積善館

 

いつかまた行きたい場所の

ひとつになりました。

 

平野

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