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スタッフブログ

日々の暮らし 2023.07.31

抜けを求めて

暑過ぎる毎日、

皆様暑中お見舞い申し上げます。

二十四節気では大暑。次は秋分。

秋という文字が見えてきました。

あと少しの辛抱と思いたいです。

 

この時期は犬の散歩も早朝でないと

バテてしまいますね。

毎朝、河原へ行き、この時期は川へ

まっしぐらに入っていくのですが、

先日そこにTシャツ短パンを着たままの

おじさんが川の中で沐浴していました。

ここはインド?

思わぬ先客に犬もびっくりです。

 

 

写真は近所の空と海。

夏は苦手ですが、

海の夏色は深くて好きです。

空や海、そして山の青は

夏はとっても目が癒されますね。

 

どこまでも続く空と海。

今回のテーマ、『抜け』の究極です。

 

視線の『抜け』です。

 

住まいの心地いい場所をつくるとき、

その周辺環境とどうかかわるかが

とても大事だと思っています。

その周辺の心地よい視線の『抜ける場所』

を探してプランに取り込む。

空が見える、山が見える、

近くの公園の緑が見える、

はたまた自身の庭に緑を設け

それをしっかり室内に取り込む。

それにより間取りが大きく影響しますが、

普段いる時間の長いところは

ちゃんと視線が抜けているところを

探して適切な窓を設けることが、

長く続くその暮らしの中でとっても

大切なのではないかと思っています。

 

 

先日撮影にお邪魔した平塚市のI様。

丁寧な暮らしぶり、

そして意図した居心地を十分

体感していただいていました。

悩んだ末に2階リビングに。

西側の抜けている方へダイニングと

リビングを配置しました。

 

 

こちらは南に向いたダイニング゙。

道路を挟んで南側にすぐ住宅があるため、

抜けが期待できませんでした。

バルコニーに出られる掃き出し窓は

引き込める障子を設け

こちらからの視線も

遮断できるようにしています。

 

 

 

そのかわりに北側に抜けを設けました。

北西を向いたダイニングとリビング。

北側からは少し高台になっている土地のため、

2階からですと丹沢の山並みが

パノラマに見られるのです。

下の写真は一番奥のコーナーの

窓を拡大しています。

 

北側は天候に関わらず

安定した光が得られやすく、

落ち着いたリビングになりました。

今の時期は西日対策が必須ですが、

家の中から西の山間に沈んでいく夕日を

眺めることができるのは本当に贅沢です。

ここでソファに座ってくつろぐ時間が

とても好きだと仰っていただき

嬉しかったです。

 

 

 

階段は、坪庭の緑を見ながら下ります。

この坪庭の緑は、玄関そして浴室からの

抜けの窓になっています。

 

いつもいるリビングから

周辺の山並みや空の抜け、

そしてサブ的な要素のそれぞれの場所からも

何気なく設けた坪庭への抜けは、

視線を適度に遮りながら、

開放感や広がりを感じられる

居心地の良さにつながる

大きな要素だと思います。

 

 

そして次にご案内させていただくお住まいも

先日撮影にお伺いしたお住まい。

センス良く素敵な暮らしぶりを

みさせていただきました。

 

 

 

 

住宅地に立つO様。

唯一抜けそうな方向が南西角でした。

1Fリビングですので、

大きな吹抜を採用したプランです。

 

吹抜から光・風を採り入れつつ、

空への視線の抜けも

感じられるようにしました。

 

対面キッチンの場合でも、

家の中だけではなく

しっかり外への抜けを感じられるように

したいと思っています。

キッチンからつながるダイニングに座ると

実はどの家の窓も被らずに、

外へ視線が抜けます。

庭のウッドデッキからの緑を感じられるよう

床からの窓を採用しました。

 

 

そしてO様には充実した

ランドリー空間がございます。

なんといってもここが一番抜けています。

楽しい洗濯時間です。

 

北側道路側からは

少し高台になっていますので

視線の抜けがあり、

遠い山並みまで望めます。

写真ではなかなか伝わりづらいですが、

あの窓の先は空と遠く山並みなのだと

想像してみてください!

 

まだまだ修行中。

鍛錬して、磨いていきたいと思います。

I様O様撮影ご協力ありがとうございました。

 

 

写真は、自宅の庭の

ヒメヒオウギスイセンと

マルバノキの葉。

盆花。夏の花。

花咲く前ですが、、、。

それにしても

いつもはわんさか咲くのですが、

今年は全然花がつかず、、、。

きっとこの異常な気象が

影響しているのでしょうか?

 

安藤るみ子

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