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スタッフブログ

施工について 2024.06.24

シロアリ被害の兆候

6月も最終週になり関東地方も

梅雨入りの発表がありましたが、

日中は真夏のような暑さの日も。

湿度も高く、熱中症にも

注意が必要な時期ですが、

皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

今週は梅雨は嫌いですが、

そのあとに来る大好きな夏が待ち遠しい

大坂が書かせて頂きます。

 

先日、OBのお客様と別件で

お打合せをしていた時に、何気なく

「そういえば連休の最初のころに

羽アリをたくさん見かけたんだけど、

あれは何だったんだろう?」

とご主人がおっしゃいました。

 

羽アリ?

 

私はすぐにシロアリのことが頭をよぎり、

見たタイミングが群飛の時期とも重なるので、

急ぎ専門業者の調査をお薦めしました。

 

日を改めて専門業者による調査をしたところ、

シロアリが繁殖しているたくさんの兆候が

見られましたので、今回はその様子を

ご紹介したいと思います。

 

まずは外回りを確認しましたが、

外周面の基礎などには

これといった症状は見られません。

 

引き続き床下の調査を行います。

 

床下収納庫から床下に入ります。

 

 

この建物の基礎は布基礎という方式で、

床下は土がむき出しになっています。

土の状態は、少し湿っている状態です。

 

そして、シロアリの繁殖の兆候がありました。

 

 

蟻道(ギドウ)という、

シロアリが移動するために造った、

トンネルのような道です。

これが、土の面から床、

そして壁へと繋がっています。

 

そして、それが他にも何カ所も見られます。

他の基礎立ち上がり面。

 

 

床を支える木製束にもたくさんありました。

 

 

 

 

 

束同士をつなぐ、根絡み貫という

部材にも見られます。

 

調査の結果。

13坪ほどの床下スペースに、

計10か所の蟻道が見られました。

蟻道の中には、まだシロアリ自体も

生息していました。

 

幸い目立った木部の食害は

見られませんでしたが、

これだけの蟻道があると多少なりとも

食害の可能性はあると思います。

 

改めて、

シロアリ駆除と防蟻の処置をしながら、

木部の穿孔踏査も行いますので、

また別の機会にそれらの報告はしたいと

思います。

 

シロアリの被害の兆候は

日常生活の中でも

気が付くことが多くあります。

  • 春先に羽アリをたくさん見かけた

(年によって異なりますが4月末~5月半ば)

  • 床がギシギシ鳴り出した
  • 柱や壁・石膏ボードにクロス仕上げに

に線状の虫食い跡のようなものがある

  • 基礎外周面に蟻道がある

などです。

もし気になる症状があれば、

信頼できる専門業者に

ご相談をしてみてください。

 

屋根と同じくらい

訪問販売・点検商法詐欺が多い業種ですので、

くれぐれも「近くで工事している業者で・・・」

「この地域を担当しているシロアリ駆除業者で・・・」

のような訪問営業の類にはご注意してください。

 

大坂

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