友坂 俊行 2024.09.23
先月お引渡しをしたリフォームの事例。
購入した純和テイストの中古物件に
柔らかさを与えた和モダンへの計画です。
玄関正面の廊下から、
左右に分かれた居間と和室間。
昔ながらの作りに、
新しい考えを取り入れます。
まず、玄関正面にガラス戸を設け、
冬の冷気を緩和。
廊下を室内に取り込むことで
皆の集まるリビングを生活動線の
中心としました。
さらに階段の向きを反転させ、
同様に室内化。
手すりで壁を開放する事により
生まれた縦への目線の伸びは
期待以上に広がりの効果を
もたらしました。
築年数がありながら、
前オーナーの丁寧な住まい方と
素材や創りがしっかりとしていた事で
良い保存状態だった物件。
間取りの工夫をすることで、
若いご夫婦にも
馴染む住まいとなりました。
夏季休暇に足を延ばし訪れた藤森建築。
「ラコリーナ近江八幡」
短時間の買い物と思っていたのですが、
時間を忘れて、居ましたしっかり2時間半。
独特な建築手法と圧倒的なスケールは
住宅と程遠いのですが、
空間を愉しむことの原点を思い起こした
大切な時間となったのでした。
友坂
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