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スタッフブログ

服部 佳聖 2025.03.31

猫と人 ~猫のいる住まい~

こんにちは。服部です。

すっかり春ですね。

卒業式・入学式シーズンになり、

暖かな春の風が心地よい季節が

やってきました。

 

花粉と春の陽気のおかげで、

少しフワフワと

落ち着かない気分になることで、

毎年季節の変化を感じます。

 

さて今回は、

先日お引き渡しさせていただいた

事例のご紹介をできればと思います。

 

 

こちらは横須賀にて

改装の物件になります。

屋根や外壁を残し、

内部をライフスタイルの

変化に合わせ、

大規模に造り替えた

計画になっております。

ご夫婦と猫3匹で住まうお家です。

その中でも、

「猫のいる住まい」という点で

ご紹介させていただきます。

 

「猫との生活を考えた設計ポイント」

猫と一緒に快適に暮らすためには、

細かい配慮が欠かせません。

今回の物件では、

猫の生活スタイルに合わせた

設計を取り入れ、より良い

空間づくりをしています。

 

「キャットウォークの導入」

 

 

 

リビングに設置した

キャットウォークは、

猫が室内を自由に

移動するための工夫です。

例えば、

リビングの壁に沿って高い位置に

設置されたキャットウォークは、

猫が視線を上げて

家全体を見渡せるようにし、

部屋の隅々まで行き来できる

自由度を提供しています。

また、猫が活発に動き回ることで

運動不足を解消し、ストレスを

軽減することができます。

 

「隠れ家スペースの設計」

 

 

 

 

猫には「隠れ家」として

静かな場所が必要です。

今回の設計ではリビングの

キャットウォークの一角や

ロフトの一室に猫専用の

隠れ家スペースを設けています。

 

ロフトの隠れ家は、

階段室の上部スペースとなり、

収納兼猫の隠れ家とし、

室内開口から階段を行き来する

人の動きを眺められるように

しました。

 

さらに、隠れ家の周りは

人の動きが気にならないように

猫が落ち着いて過ごせるよう

レイアウトにしています。

 

「安全性を考慮したドア設計」

 

 

各部屋を行き来するために、

ドアには猫用開口・ドアを

設置しております。

また、開口の位置も猫の動きに

合わせてスムーズに行えるよう

位置を調整しました。

 

猫の動きと人の動きが干渉せず、

かつ、安全に楽しく、

動き回れる造りにしております。

 

以上が、猫と人が上手に住まいを

共有する視点で

ご紹介させていただきました。

 

実は今回の物件、個人的には

裏テーマがありました、、(笑)!

 

「人も猫のように住まう」

 

と言うのも、今回のお家は

周辺に坂の多い土地柄で、

地下車庫・ロフトを含めて

4フロア相当の階数がある

お家になっております。

 

その環境から、

人も縦方向の動きが活発にあり、

それぞれ場所ごとのにえる景色や

特色が様々で、

それを楽しみながら

住まうことのできる計画に

できればと考えておりました。

 

「ロフトにある内窓」

 

 

下階の個室とつながる室内窓は、

目線の抜けによる、

ロフトの圧迫感の軽減や明り取り、

風の抜け道になっております。

 

玄関ホール脇の階段も

一段目の形状を少し

大きくすることで、

単なる上り下りのため

のものではなく、

ちょっとした

腰掛にもなる造りに。

 

玄関脇の階段

 

 

また、廊下にある階段も、

腰壁の高さを低く設定し、

一段目を大きくすることで、

廊下と階段の境目をあいまいにし、

開放的で昇り降りが

楽しくなるように考えました。

(ちなみに、はじめにご紹介した

猫用の室内窓とつながる階段です。)

 

 

 

ちょっとした工夫で、

その場所の楽しさが増す視点を

大切にできればと思います。

 

最後までご覧いただき、

ありがとうございました!

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