大坂 崇徳 2025.06.09
6月に入って雨模様が多く、
蒸し暑い日が増えてきましたが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今週は大好きな夏に向けて
早く梅雨が過ぎてくれないかと
願っている大坂が書かせて頂きます。
先日、リノベーションをしてから
ちょうど10年になるお客様のお宅に
訪問してきました。
現状のチェックと今後に向けての
様々な相談をお受けしましたが、
ご了承頂いてお住まいのリアルな
状況の写真も撮らせて頂きましたので、
ご紹介いたします。
普通に、でもとても上手に
家を使っている、という印象でした。
お客様は特にこの造作建具が
気に入っているそうです。
タモの無垢材が10年経過して
とても良い色味になっていました。
また、外部のウッドデッキの
イペ材も経年で良い雰囲気です。
こだわりの赤い外水栓には、
バケツなどを置きやすいように
後年に台を造って差し上げました。
こちらのウッドフェンスと扉、サイクルポートは
昨年に追加ご依頼いただいた工事内容です。
建物を見ながらお客様とお話ししていると、
10年の年月の経過を感じるとともに、
改めて施工当時のことも想い出されます。
こちらのお宅は築年数も古く、
建物自体も非常に難しい設計と
施工の内容でしたが、
何より立地条件が困難な状況でした。
建物を間近に見上げるとこんな感じで、
屋根の上にハイサイド窓があります。
遠くから見ると手前の隣家越しに
その窓が見えます。
ですが、実はこんな坂の上に
建っているのです。
カラ荷のトラックでは
登れないくらいの急坂で、
曲がってるうえに途中が狭く、
搬入や搬出は艱難を極めました。
振り返ると、こんな急坂。
当時の監督と職人の苦労も思い返し、
頭が下がる思いです。
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