大坂 崇徳 2026.10.19
10月も半ばを過ぎました。
夏の終わりから先日まで、
毎日のように雨模様だったのが
嘘のような秋らしい陽気の週末でしたが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今週は、2人の息子の運動会や文化祭見学が
楽しみな大坂が書かせて頂きます。
先日、OBのお客様からのご依頼で、
空き家になっていたご実家の改装工事を
行いました。
ご自身の息子さん家族が住むとのことで、
(元々の住まい手であるご両親からすると
お孫さんに当たります)
修繕が中心の改装でしたが、
様々なところに少しづつ手を入れて
住みやすくするための工事でした。
その中の大きな懸案事項が、
「玄関戸をどうするか」でした。
築30年ほどの立派な和風建築の住宅で、
玄関は木製の引違い格子戸でした。
良い素材で丁寧に造られた格子戸で、
戸袋を備えており、網戸と雨戸まで設えた
手の込んだ造りです。



しかし、経年で建具に狂いが生じ、
召し合わせに付けられた錠が
きちんとかからない状態でした。
近年の玄関ドアのように
ダブルロックでもありません。
昨今の物騒な事件等を考えると、
アルミ製の玄関戸などに
交換するしかないかとお客様は
思っていたそうです。
しかし、家の顔でもある見慣れた
玄関戸をアルミ製に変えるのは忍びない、
ともお考えでした。
そこで、
建具の狂いをきちんと直して
建付けも整え、
召し合わせ錠もかかる様に直して、
さらに両戸先に簡易なものですが
鎌錠を付け足し、ダブルロックならぬ
トリプルロックにすることを
ご提案して、採用頂きました。
元々の戸先は引手だけでしたが、


両戸先に鎌錠を取り付けました。





ちなみに、なぜ簡易タイプの
鎌錠にしたかというと、
外部用の鎌錠を戸先に付けると、
召し合わせ錠のように
外部にかなり出っ張るため、
引違戸が重ならなくなってしまうからです。
しかし、この簡易な鎌錠だけでは不安なので、
召し合わせ錠の復活も大切な要素でした。
改修後は、きちんと3カ所とも
鍵がかかる様になりました。
合わせて、
木部の沁み抜きと灰汁抜きも行い、
全面的に塗装もやり直して、
まるで新品のような仕上りになりました。



お客様にも大変お喜び頂き、
私もホッとしました。
世代を超えて、
まだまだ永く住まい続けて頂く
お手伝いが出来たことを、
とても光栄に思います。
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