友坂 俊行 2015.03.10
皆様こんにちは。
3月はひな祭り。
この七段飾りは妻が産まれた頃から使い続け、
娘に引き継がれています。
40年ものですよ!
やっぱり畳に似合いますね。
小さいながらも和室を設けた甲斐がありました。。。
ご要望で和室を省略する事が多いですが、
後ろ髪を引かれるのは日本人的な感覚です。
現代の家具はフロア中心のデザインが多く、
テーブルにソファの生活も定着しているため
畳の登場機会が少ない生活環境ともなっております。
しかし い草の香りは脳に刻まれているはず!
和室の設置に至る理由は人それぞれですが、
一番の魅力はその用途の可変性ではないでしょうか。
布団を敷いて寝れるのは勿論のこと、
布団を押入にしまえば食事したり団欒をしたり、
洗濯物をたたんだり、オムツを取替えたり、昼寝したり…
間仕切ればお客様を泊めることさえできるのです。
また畳は直接座る使い方になるので、
目線が低くなります。
その目線の低さで設計することは
新たな空間の使い方を生みだします。
個室として和室を設けるには、はっきりした目的が必要ですが
可変性があり、ある意味曖昧な空間設定をする事で
生活の豊かさを呼ぶのかもしれませんね。
設計部 友坂
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